−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油(NYMEX) 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/05 61.03 61.75 57.88 59.58 - 1.12 2025/06 60.70 61.43 57.50 59.10 - 1.34 2025/07 60.55 61.11 57.15 58.66 - 1.50 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) 未入電 1,991,555 1,942,946 ( + 44,348) 帳入値 前日比 ヒーティングオイル 2025/05 205.70 - 1.29 2025/06 200.50 - 2.12 改質ガソリン 2025/05 199.14 - 2.87 2025/06 197.98 - 3.02 注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高 値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク原油の期近は続落。期近2限月は1.34〜1.12ドル安。その他の 限月は1.64〜1.47ドル安。 米国が発表した相互関税をきっかけに米中貿易戦争が激化していることが重し。世界 最大級の経済大国が衝突することによる景気悪化や需要下振れが想定されている。中国 が米国の相互関税に対する報復措置を発表したことで、米国はこの報復措置が撤回され なければ50%の追加関税を課すと発表しており、対中関税は104%までまもなく引 き上げられる見通し。米国が発表した50%の追加関税に対して、中国は断固として応 戦する構え。 今週末、核開発プログラムについてイランと米国がオマーンで協議する。合意が成立 しなかった場合、米国は制裁の強化や武力行使をちらつかせているものの、今週末の協 議が次の協議へとつながることが期待されている。 米景気悪化が見通されるなかで、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ期待 が高まっていることは支援要因。ただ、関税の引き上げ合戦が続く見通しであることか ら物価の上振れ幅は読めず、FRBの利下げは二の足を踏むとみられている。 時間外取引で5月限はプラス圏で推移する場面はあったが、買い戻しは限定的。通常 取引開始後は57.88ドルまで下落。帳入値発表後も売りが続いた。中心限月とし て、2021年4月以来の安値を更新している。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。株安や景気悪化見通しから需要が 下振れする可能性が高まっている。 今日の材料 ・米ノースダコタ州でキーストーン・パイプラインが破裂=AP通信 ・カナダの対米報復関税が発効へ ・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計 ・原油在庫は前週比105万7000バレル減 ・ガソリン在庫は同20万7000バレル増 ・留出油在庫は同184万4000バレル減 ・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比63万6000バレル増 MINKABU PRESS
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