石油市況=原油は総じて下落、9月限は下げ幅を縮小も反発弱く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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東京石油の先限相場表(帳入値と前営業日比)
      東京ガソリン             東京灯油                東京原油
2025/10   87,000 -3,000  2025/10   90,000  -3,000  2025/09   55,450 -480
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15:45 現在
NY原油    夜間取引 期近 5月限 61.62 ドル +0.12
ブレント原油   夜間取引 期近 6月限 64.72 ドル -0.04
ドル・円相場 15:45 現在   142.42 円  前営業日比  1.64円の円高
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【市況】
 東京石油市場の原油は総じて下落。11日の海外原油は上昇したが、序盤は夜間取引
で限月でまちまちとなった流れを引き継いだ。場中、円相場が1ドル=142円台に上
昇から売り優勢となる限月が目立つ展開。期中9月限は正午前に480円安で推移。午
後に入り下げ幅を縮小したが、反発は弱く推移した。

 前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油も出来ず、軽油も出来ず。原油が620円安
〜860円高。中京ガソリンは出来ず、灯油も出来ず。ガソリン、灯油、軽油の帳入値
は大幅安。
 推定出来高は、ガソリンが0枚、灯油が0枚、軽油が0枚、原油が1945枚。中京
ガソリンが0枚、中京灯油が0枚。

【原油9月限は5日間移動平均線の手前で戻りを抑えられる】
 原油6番限の中心限月の9月限は夜間取引で5万4180円まで下落したが、夜間取
引の後半に戻り歩調となり、5万6200円まで反発。しかしプラスサイドは維持でき
ずに日中取引は売り優勢となり、5万5210円まで軟化。午後は5万5500円を挟
んで推移。短期線の5日間移動平均線(5万6310円)手前で戻りを抑えられ、テク
ニカルから短期的には弱気。
 円高/ドル高が進行。今回の円高はドル安が進行する中での円高。ドル安は海外商品
市況にとっては追い風。原油は需要不安で一時、ニューヨーク原油期近が55ドルまで
値を崩したが、61ドル台まで戻している。今週もトランプ関税に振り回されそうだ
が、60ドル台で定着できるかに注目したい。
【ニューヨーク原油の時間外取引は小幅高】
 ニューヨーク原油の夜間(時間外取引)は小幅高。5月限は午後3時45分現在、前
日比0.12ドル高の61.62ドル辺りで推移。

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