LME市況=軒並み反落、米関税政策に対する不安から利益確定が優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,329.78  -   15.22     2,365.50  -    16.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,160.97  -   10.31     9,188.50  -    15.00
    ニッケル      15,420.24  -   60.12    15,622.00  -    61.00
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 アルミ3カ月物は反落。2385ドルで小高く取引を開始。アジア株高に支えられて
アジアの時間帯は2396ドルの高値まで浮上したものの、欧州の時間帯には米トラン
プ関税とその影響に対する警戒感から軟化。2364ドルを割り込んだところで買い戻
されたものの戻り待ちの売りに崩されて終盤に再び軟化。2363ドルの安値を付け
た後の戻りは鈍く、この日の安値に近い水準で終えた。
 銅3カ月物は小反落。9225ドルで堅調で取引を開始した。アジアの時間帯序盤に
この日の高値9279.50ドルを付けた後に値を落とした。欧州株の頭重い足取りを
受けてしばらく9180ドルを上値抵抗線として低迷するなか9111ドルの安値まで
値を落とす動きも見られた。終盤にかけて、トランプ米大統領とイタリアのメローニ首
相の会談を受けた米国と貿易相手国との交渉に対する期待感が高まるなか買い戻す動き
も見られたが、米関税政策に対する不安感がくすぶるなか伸び悩み、マイナスサイドで
の終了となった。イースター休暇前の利益確定の動きが優勢もよう。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5650ドルで軟調で取引を開始。1万4000ドル
まで値を落とした4月9日から4月15日にかけて続伸し1万5700ドル台まで値を
戻した後で買い一巡感が強まり、利益確定の動きが広がった。一時1万5575ドルま
で軟化。安値を買い戻された後は1万5700ドルを抵抗線とするもちあいとなり、弱
い足取りのまま引けを迎えた。
今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、4.34ポイント高の3280.34ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTは決算内容が堅調だった銘柄を中心に買いが入り、相場を
 支えた。独DAXは米国の関税措置が企業業績に悪影響を及ぼすとの懸念が根強い
 中、ハイテク株などに売りが広がった。
・4月のフィラデルフィア連銀景況指数 結果 -26.4 予想 6.7 前回 12.5
・米国週間新規失業保険申請件数
 結果 21.5万件 予想 22.6万件 前回 22.4万件(22.3万件から修正)
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=141.90円台まで下落後に142円台半ばまで反発。ユ
 ーロドルは1ユーロ=1.1332ドルで下げ渋るも戻りは限定的。
・米国株は続落。ニューヨークダウは527.16ドル安。ナスダック指数は20.71ポイント
 安(0.13%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は反落。金が利食い売りで反落し、その他3品も売り優勢。
 ニューヨーク原油は大幅高。
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