−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,328.4 -18.0 シカゴ大豆 2025/ 5 1,036.50 -2.25 NY銀 2025/ 5 3,247.0 -51.0 シカゴコーン 2025/ 5 482.25 -2.00 NYプラ 2025/ 7 977.0 - 3.1 NY原油 2025/ 5 64.68 +2.21 NYパラ 2025/ 6 960.80 -18.80 ドル・円 142.37 +0.29 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は141円台後半まで下落後に142円台半ばに反発 NY為替市場、ドル円は再び141円台後半に下落する場面が見られたが、142円 台半ばまで買い戻される展開となった。米株式市場が上値の重い展開となる中、ドル円 は上値の重い展開が続いた。 ただ、トランプ大統領が「EUとの貿易合意に強い自信がある」と述べていたほか、 ベッセント財務長官が「日本との協議は極めて満足のいく方向に動いている」と述べて いたことで、ドル円は買い戻された。 市場ではドル円に弱気な見方が多く、140円割れは時間の問題との指摘も多い。し かし、短期的にドル円に強気な見方を示すアナリストもいる。円ロングが過剰に積み上 がっており、ドル円はショートカバーが出易いと指摘。米商品先物協会(CFTC)の IMM投機筋の建玉報告では、円ロングの急増が確認されているが、これらの投機筋は 150円付近またはそれ以上で円ロングを積み上げており、145円まで戻したとして も、利益を確定できる水準にあるとも指摘している。 18日からイースター休暇で流動性低下する中、本日は積み上げた円ロングの調整も 出ていたようだ。 ◎NY貴金属=反落、金は最高値更新後に利食い売り ニューヨーク金、銀は反落。 金6月限は反落。時間外取引では、踏み上げの動きを受けて史上最高値を更新したの ち、日米の関税交渉進展の見方を背景に利食い売りが出て上げ一服となった。貿易戦争 で中国の強硬姿勢が伝えられると、押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられた。 欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、もみ合いとなった。日中取 引では、連休前の手じまい売りが出て軟調となったが、売り一巡後は景気減速懸念など を受けて下げ一服となった。 銀5月限は金に利食い売りが出たことを受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、金に利食い売りが出たことや米中の貿易戦 争激化に対する懸念を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて軟 調となった。日中取引では、米住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数の 落ち込みを受けて買い戻し主導で上昇した。 パラジウム6月限は他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となったが、日中取引ではド ル高一服を受けて下げ一服となった。 ◎LME=軒並み反落、米関税政策に対する不安から利益確定が優勢 アルミ3カ月物は反落。2385ドルで小高く取引を開始。アジア株高に支えられて アジアの時間帯は2396ドルの高値まで浮上したものの、欧州の時間帯には米トラン プ関税とその影響に対する警戒感から軟化。2364ドルを割り込んだところで買い戻 されたものの戻り待ちの売りに崩されて終盤に再び軟化。2363ドルの安値を付け た後の戻りは鈍く、この日の安値に近い水準で終えた。 銅3カ月物は小反落。9225ドルで堅調で取引を開始した。アジアの時間帯序盤に この日の高値9279.50ドルを付けた後に値を落とした。欧州株の頭重い足取りを 受けてしばらく9180ドルを上値抵抗線として低迷するなか9111ドルの安値まで 値を落とす動きも見られた。終盤にかけて、トランプ米大統領とイタリアのメローニ首 相の会談を受けた米国と貿易相手国との交渉に対する期待感が高まるなか買い戻す動き も見られたが、米関税政策に対する不安感がくすぶるなか伸び悩み、マイナスサイドで の終了となった。イースター休暇前の利益確定の動きが優勢もよう。 ◎NY原油=続伸、米国と貿易相手国の対話開始を期待 ニューヨーク原油の期近は続伸。 トランプ米大統領とイタリアのメローニ首相が会談し、トランプ米大統領が貿易合意 成立を急ぐつもりはないとしつつも、米国と欧州連合(EU)の協議が妥結に向かうと の認識を示したことが買い戻しを誘った。関税政策やウクライナの今後を巡って、EU と米国の対立は明らかだが、欧州首脳のなかでもトランプ米大統領との会談にこぎつけ たメローニ首相に対する期待感が高まっているという。また、中国商務省が米国に対し て「脅しや恐喝をやめ、相互尊重に基づいて問題を解決するよう求める」、「中国は経 済・貿易分野での交渉に前向き」であると発表したことも貿易戦争を巡る警戒感をやや 和らげた。ただ、トランプ米政権が中国と対話を開始するのか不透明。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて小反落、イースター前の利益確定の動きから 大豆は総じて小幅反落。 前日に値を伸ばした後にイースターの休場を控えていることで利益確定の動きが見ら れて値を落とした。ただ、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を大幅 に上回る強気な内容だったことが下支え要因となり、下げ幅は限られた。 コーンは揃って反落。 米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高は150万トンを超える強気な内容だ ったうえ、米産地での降雨予測を受け作付遅延に対する警戒感が強まったが、イースタ ーの休場を控えるなかで玉整理の動きが膨らみ、売り優勢で運ばれた。 MINKABU PRESS
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