大豆週間展望=シカゴ大豆は作付け面積の減少が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [4月21日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            4月14日 〜4月18日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>17日終値  前週末比   |13日現在の米国産大豆の付け進捗率
      25/5 1,036.50  -6.25    |2%(前週 —、前年3%、平年2%)
    25/7 1,047.75  -5.25    |
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 142.34円  前週末比 1.72円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆期近5月限は4月1日の安値1034.75セントが抵
抗線になり上値重いとした。
【シカゴ期近5月限は1028セントが支持線】
 シカゴ大豆期近い月限は4月7日から11日にかけて続伸し969.50セントから
1040セント前後まで値を切り上げた後は1040セント前後でのもちあいとなって
いる。
 米トランプ政権の関税政策に対し中国が報復関税を発動し、米中貿易戦争が激化する
なか、米国の中国向け大豆輸出は減少が見込まれている。中国向け大豆輸出の減少を見
越して米国の今春の大豆作付面積が3月末に米農務省(USDA)が発表した作付け意
向面積(8349.5万エーカー)程度か、それ以下まで減少との見方が広がっている
ことが下値支持要因。
 米中貿易戦争に関しては、それぞれの国からの輸入関税を米国が145%、中国が
125%まで引き上げたうえ、中国側は米国の中国からの輸入関税引き上げ措置には
最後まで付き合う、としながらもこれ以上の関税引き上げに対しては否定的な見解を
示したことで材料には織り込み感が強いと見られることもあって再び大きく値を落とす
可能性は低く、16日の安値1028セントを支持線に下値堅く推移すると予想する。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
21日 ●豪州、欧州(イースター・マンデー)、南ア(家族の日)
    米景気先行指数 2025年3月(カンファレンスボード)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作付け進度報告(USDA)
22日 加鉱工業製品価格指数 2025年3月(カナダ統計局)
23日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年4月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年4月速報(Markit)
    米新築住宅販売 2025年3月(商務省)
    米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
24日 独景況感指数 2025年4月(ifo)
    米耐久財受注 2025年3月速報値(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米中古住宅販売統計 2025年3月(全米不動産協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
25日 ●豪州(アンザック記念日)
    英小売売上高 2025年3月(国立統計局)
    米消費者信頼感指数 2025年4月確報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)

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