石油午前=大幅安、核開発協議やFRB議長の解任リスクで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅安。米国とイランの核開発協議が継続していることが重し。イ
ランに対して米国やイスラエルは武力行使を警告しているものの、協議が妥結すれば軍
事衝突は回避される可能性が高い。トランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会
(FRB)議長の解任を示唆し、金融市場全体が混乱していることも圧迫要因。時間外
取引でニューヨーク原油は1ドル超下落。円相場は1ドル=140円後半まで円高・ド
ル安推移。対主要通貨でドルが全面安となっている。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は急落。一時5万6230円まで下げた。
 午前11時04分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2250〜1220円安。
 午前11時04分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が781枚。
【ドルインデックスは2022年4月以来の安値を更新】
 週明けの東京市場でドルインデックスは98.54付近まで低下し、2022年4月
以来の低水準を更新した。時間外取引で米株価先物が軟化しているほか、米国債取引の
中心である米10年債も売られており、米国はトリプル安。関税政策によって世界経済
を混乱させているトランプ米大統領が、米金融政策も混乱させるリスクが意識されてい
る。
【海外原油夜間取引=下落】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比1.14ドル安の62.87ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは62.70〜63.78ドル。
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