ゴム市況=総じて上昇、140円台の円高は弱材料視されず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
    2025/04      2025/09       2026/03        2025/05        2026/04
 296.0  +0.7   291.8  +0.9   293.0   0.0     237.0 +1.0    239.0  +1.0
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    上海ゴム 9月限   14,785    +160 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて上昇。寄り付きは、上海ゴム夜間が買い優勢となったことを
背景に地合いを引き締める限月が目立った。中盤は薄商いの中、堅調に推移。期中9月
限は、正午前に1円超の上昇で推移。午後に入ってからは動意を欠き、高もちあいで推
移。限月によって上げ幅が異なった。
 円相場が午前中から1ドル=140円台に上昇したが、特に弱材料視されず。
 TSR20は、出来ず。帳入値は1円高。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜4.4円高、活発限月の9月限は同
0.9円高の291.8円、期先26年3月限は同変わらずの293.0円、総出来高
は192枚、TSR20は全限が同1.0円高。

【買い優勢も次の方向性を示す動きにはならず】
 期中9月限は買い優勢も18日のレンジ内の高下にとどまり、次の方向性を示す動き
ではなかった。短期線の5日間移動平均線が通る292.1円を挟んでの推移。18日
の欧米市場はイースターのグッドフライデーで休場となったこともあり、見送りムード
が強く、18日に続き2日連続で総出来高は100枚台にとどまった。出来高の回復が
必要だ。
 上海株は中国政府の景気刺激策期待から買い優勢。明日以降、上海総合指数が
3300ポイント台に上昇し、4月3日以来の高値をつけるとゴム需要の増加期待から
産地相場は地合いを引き締めるシナリオは描ける。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
  シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は午前中から買いが優
勢となり、午後も堅調に推移。1.3〜1.9セント高。
 上海ゴムは総じて堅調。中心限月の9月限は、夜間取引では買い優勢となり、130
元高の1万4755元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、上げ幅を縮小し、80
元高の1万4710元で午前中の取引を終えた。午後に入り、上げ幅を拡大し、3ケタ
高を回復。

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