−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,425.3 +96.9 シカゴ大豆 2025/ 5 1,029.50 -7.00 NY銀 2025/ 5 3,252.1 + 5.1 シカゴコーン 2025/ 5 481.75 -0.50 NYプラ 2025/ 7 967.1 - 9.9 NY原油 2025/ 5 63.08 -1.60 NYパラ 2025/ 6 931.10 -29.70 ドル・円 140.90 -1.49 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は140円台半ばまで下落 NY為替市場、ドル円は一時140.50円付近まで急落。この日も市場はトランプ 大統領絡みでリスク回避の雰囲気が強まり、米株式市場でダウ平均が一時1300ドル 超急落する中、ドル円も下げを加速させた。140円を試しそうな気配が濃厚となる 中、下値ではショートカバーも散見されていたものの、141円付近に抵抗線が形成さ れ、上値を抑えていた。 市場はトランプ大統領の関税政策のほか、パウエルFRB議長の解任を巡る発言に神 経を尖らせている。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は市場が休場だった18 日に、パウエル議長の解任を検討していると発言し、議長に対する米政権の不満が浮き 彫りになっている。 それに輪をかけるように、トランプ大統領がこの日、パウエル議長に再度利下げを要 請。先週も同様の発言があったが、大統領は自身のソーシャルメディアへの投稿で、 「多くの人が予防的な利下げを求めている」と述べていた。「エネルギーコストや食料 品価格が大幅に低下している中で、インフレはほぼ起こらないが、パウエル議長がいま すぐ金利を引き下げない限り、経済の減速は避けられない」とも付け加えていた。 ドル円は本日の下げで21日線から更に下放れしている。140円を完全にブレイク するようであれば、月足ベースでの三尊天井も形成され、テクニカル的には、本格的に 下値警戒感が強まりそうな気配となっている。 ◎NY貴金属=金が急反発、米大統領の利下げ要求で ニューヨーク金、銀は反発。 金6月限は急反発。時間外取引では、トランプ米大統領がパウエル連邦準備理事会 (FRB)議長の解任を検討していることを受けて買い優勢となった。欧州時間に入る と、買い戻されて上げ幅を拡大した。日中取引では、一代高値を更新したのち、利食い 売りが出たが、米大統領の利下げ要求を受けて押し目を買われた。 銀5月限は金堅調につれ高となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ7月限は続落。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となっ た。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、ドル安一服や株 安を受けて売り優勢となった。 パラジウム6月限はドル安一服や株安を受けて戻りを売られた。 ◎LME=イースター・マンデーで休場。 ◎NY原油=反落、核開発協議の前進やFRB議長の更迭リスクで ニューヨーク原油の期近は反落。 米国とイランの核開発協議が継続し、妥結に向かっていると期待されていることが重 しとなった。トランプ米大統領は武力行使で威嚇しつつ、イランに核兵器を保有しない よう警告しているが、合意に至るなら新たな戦争は発生しない見通し。なお、イランと 米国は今週23日に実務者協議、26日に高官協議を開催する。トランプ米大統領がパ ウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の更迭を示唆したことは金融市場全体のリ スク要因で、逃避的な動きが強まったことも原油相場を圧迫した。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=続落、南米から輸出活発化や米中貿易戦争警戒などで 大豆は総じて続落。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週に続いて50万トン台を維持した ものの、米中貿易戦争に対する警戒感や南米生産国の輸出活発化が重石となった。ま た、米トランプ大統領が米連邦準備理事会(FRB)に対し利下げを要求したこともリ スク回避の売りを呼び、価格を下押す要因となった。 コーンは概ね小幅続落。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週を下回りながらも170万トン台 と強気な内容だったことに加え、米産地で降雨が続き作付遅延が警戒されることが買い 支援要因となったが、米トランプ大統領による連邦準備理事会(FRB)への利下げ要 求を受けたリスク回避の売りが上値を圧迫した。 MINKABU PRESS
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