[今夜の視点]海外原油=反発か、ロシア制裁の強化を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.40ドル高の62.81ドルで推
移。本日これまでのレンジは62.72〜63.25ドル。
 今晩の海外原油は反発か。ウクライナ停戦を仲介している米国が今週にも協議から離
脱する可能性があることが相場を支えそうだ。ルビを米国務長官などが示唆している。
米国との鉱物資源取引の締結も含めて、ウクライナは停戦に応じる構えではあるもの
の、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領を納得させるだけの条件を提示できて
おらず、短期間で停戦が合意に至りそうな雰囲気ではない。そもそも欧州連合(EU)
はウクライナ停戦を望んでおらず、米国だけが停戦の枠組みを作り上げたところで、ロ
シアにとってほとんど意味はない。米国は停戦が合意に至らなかった場合の制裁強化を
ロシアに以前から警告しており、今月の下げがまだ巻き戻される余地はあると思われ
る。
<今夜の予定>
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 雇用統計 2025年3月(香港統計局)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者信頼感指数 2025年4月(トルコ統計機構)
◆ アメリカ ◆
【工業】4/23 05:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- WTI原油 2025年5月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 鉱工業製品価格指数 2025年3月(カナダ統計局)
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