金・銀市況=大幅続伸、午後に入り現物相場の一段高で更に高値更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,663   +401    15,779  +363  : 3,483.84   +93.86
銀          145.0    0.0     153.0  -1.0  : 3,261.00   -22.00
プラチナ     4,361    - 4     4,320   -55  :   971.88    -2.52
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   946.37   -24.39
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    140.31   -0.45  ユーロ・ドル相場   1.1506  -0.0004
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【市況】
 金が大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、利食い売り
などが出て上げ一服となったが、先限は正午前に340円高で推移。午後に入るとドル
建て現物相場の一段高から上げ幅を拡大し、一時400円近い上昇となった。後半から
終盤は一時1ドル=139円台まで円高進行から上げ幅を縮小場面があったが、360
円超の上昇で大幅高で引けた。全限月が一代高値を更新。先限の上場来高値をつけた。
 銀は先限が下落した。先限以外は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが361〜401円高、ゴールドスポットが361円
高、銀が1.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が5万1673枚、金ミニが1万9558枚、ゴールドスポットが
4374枚、銀が4枚。
【ドル資産への投資は敬遠され資金は金市場へ流入】
 金先限は午後になり、一段高となり、1万5811円の高値をつけた。円高が1ドル
=139円台まで進行したが、ドル建て現物相場が3490ドルを試したことから上値
を追いを継続した。前日のロンドン市場がイースターマンデーで祝日だったが、JPX
金市場の出来高は膨らみ、5万1000枚台(標準)を記録した。
 米国株、米債券などドル資産への投資が敬遠され、投機的な短期資金を含め投資資金
が金市場に流入。国内は金先物市場以外でも東京証券取引所に上場の金上場投資信託
(ETF)も商いを伴い新高値を更新した。トランプ関税にトランプ大統領によるパウ
エルFRB議長の更迭リスクが加わり、金投資への関心が強まると同時に過熱感を帯び
ている。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)
の独立性が脅かされる恐れを受けて急伸した。アジア市場では、朝方の3439.76
ドルから、利食い売りが出たが、ドル安が再開すると、押し目を買われ、午後1時前に
3490ドルを試し、史上最高値を更新した。3475ドル台まで反落したが、ドル安
で買い意欲は強く3498ドル台まで再上伸し、さらに史上高値を更新。
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