株価指数先物【昼】 ショートカバーが入りやすい状況

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比510円高の3万5540円(+1.45%)前後で推移。寄り付きは3万5590円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万5570円)にサヤ寄せする形で、買い先行から始まり、3万5680円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きも入るなかで3万5430円まで上げ幅を縮め、終盤にかけては3万5500円~3万5550円辺りでの保ち合いを継続。

 日経225先物は買い一巡後にやや上げ幅を縮めているが、3万5500円辺りでの底堅さがみられており、ショートを仕掛けづらくさせている。25日移動平均線(3万4900円)とボリンジャーバンドの+1σ(3万6560円)とのレンジ推移を継続するなか、下値を切り上げてくることで+1σ水準を目先のターゲットとしたトレンド形成が期待されてきそうだ。

 東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均型を牽引しているが、買い一巡後は上げ幅を縮めていることで積極的なロングは限られよう。ただし、ショートカバーが入りやすい状況のなかでは、押し目狙いのロング対応に向かわせるだろう。

 NT倍率は先物中心限月で13.55倍に上昇。一時13.57倍まで上昇する場面もみられたが、その後は25日線(13.54倍)を挟んでの推移をみせている。同線を明確に上抜けてこないと、NTショートを巻き戻す動きは強まりにくいと考えられる。

株探ニュース

このニュースの著者

Kabutan

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。