LME市況=反落、金・銀の下落やドル高を受けて売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,396.30  -   23.15     2,428.00  -    21.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,376.41  -   22.52     9,374.00  -    18.50
    ニッケル      15,345.71  -  274.67    15,545.00  -   276.00
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 アルミ3カ月物は反落。2458.50ドルで堅調で取引を開始した後も、アジア株
が総じて上昇するなか値位置を切り上げ2468ドルの高値に達したが、欧州の時間以
降は軟化に転じた。欧州株がドイツ株中心に堅調に推移したことが下支えとなった。ド
ル高により、銅が売り優勢となったことにつれ安となり、今週の上昇に対する修正安場
面となった。前日の安値2429ドルをわずかに下回る2426ドルをつけた。
 銅3カ月物は小反落。9460ドルで堅調で取引を開始したが、始値がこの日の高値
となった。アジアの時間帯は値を落としたところで買い戻される動きが見られたが、欧
州の時間帯以降は中国が対米輸入関税の一部を除外の可能性が報じられるなか、ニュー
ヨーク金、銀が値を崩したことや、序盤の米株安が弱材料視され、売り優勢となった。
下値は堅く推移も9395ドルが抵抗線となる頭重い足取りを展開。ドル高が上値抑制
要因となり、9350〜9395ドルのレンジ内での高下が取引を終えるまで続き、低
迷したまま引けを迎えた。なお米国株はニューヨークダウ、ナスダックとも序盤の反落
から切り返したが、LME市場では織り込まれなかったもよう。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。3ケタ高を記録した前日の流れを引き継ぎ、1万
5840ドルで小高く取引を開始。その後もアジア時間はアジア株が総じて上昇するな
か高もみとなり、1万5875ドルをつけ、前日の高値1万5880円にほぼ顔合わせ
する場面が見られた。しかし、欧州時間以降は急速に軟化。引けにかけて値を切り下げ
る足取りとなり、終盤に1万5450ドルの安値を記録。安値からの戻りは限られ、前
日の上げ幅を大幅に上回る下落で引けた。
今日の材料
・25日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小反落、2.23ポイント安の3295.06。
・欧州株は上昇。独DAX市場は化学のBASF、素材のハイデルベルグマテリアルなどが
 しっかり。英FTは衛生用品大手ユニリーバが大幅安も石油メジャーのシェル、BPが
 堅調。
・4月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
 結果 52.2 予想 50.6 前回 50.8
・ドルは上昇。ドル円は一時1ドル=144円を試すまで上昇。143.70円台でニューヨ
 ーク時間の大方の取引を終了。ユーロドルは前日のレンジ内での取引となるなか、
 小幅安。
・米国株は序盤、反落も押し目を買われ、続伸。ニューヨークダウは20.10ドル高。
 ナスダック指数は216.90ポイント高(1.26%高)。
・ニューヨーク貴金属は軒並み下落。ニューヨーク原油は小幅高。
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