海外サマリー(25日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-
海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 6 3,298.4   -50.2  シカゴ大豆  2025/ 7 1,059.25   -2.75
NY銀     2025/ 7 3,332.8   -49.6  シカゴコーン 2025/ 7   485.50   +1.50
NYプラ    2025/ 7   972.9    -7.4  NY原油   2025/ 6    63.02   +0.23
NYパラ    2025/ 6  936.70  -16.90  ドル・円               143.69   +1.10
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◎NY外為=ドル円は一時144円台を回復
 NY為替市場、ドル円は一時144円台を付けるなど、東京昼過ぎの高値を超えてド
ル高円安が進む場面が見られた。週末を前に高値からは売りが出たが、143円40銭
台までの押し目にとどまり、その後少し戻して143円台後半で週の取引を終えた。
 トランプ大統領が日本との合意に近づいていると発言するなど、日本を中心に米国と
各国との関税に関する協議の進展が期待される状況となっており、リスク警戒の動きが
やや後退している。マイナス圏スタート後、一時売りが強まったダウ平均が小幅プラス
圏で引け、4日続伸となるなど、市場全体にリスク回避ムードの後退が見られた。
◎NY貴金属=軒並み下落、ドル高が圧迫
 ニューヨーク金は反落、銀は続落。
 金6月限は反落。時間外取引では、米中貿易戦争の緩和期待後退を受けて買い優勢と
なったのち、中国の柔軟姿勢を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、中国外務省
の会見と米大統領の発言を受けてもみ合いとなった。日中取引では、手じまい売りが出
たのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 銀7月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、米中貿易戦争の緩和期待後退に上値を抑え
られたのち、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻さ
れて下げ一服となった。日中取引では、手じまい売りに上値を抑えられたが、ドル高一
服を受けて下げ一服となった。
 パラジウム6月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
◎LME=反落、金安・ドル高を受けて売り優勢に
 アルミ3カ月物は反落。2458.50ドルで堅調で取引を開始した後も、アジア株
が総じて上昇するなか値位置を切り上げ2468ドルの高値に達したが、欧州の時間以
降は軟化に転じた。欧州株がドイツ株中心に堅調に推移したことが下支えとなった。ド
ル高により、銅が売り優勢となったことにつれ安となり、今週の上昇に対する修正安場
面となった。前日の安値2429ドルをわずかに下回る2426ドルをつけた。
 銅3カ月物は小反落。9460ドルで堅調で取引を開始したが、始値がこの日の高値
となった。アジアの時間帯は値を落としたところで買い戻される動きが見られたが、欧
州の時間帯以降は中国が対米輸入関税の一部を除外の可能性が報じられるなか、ニュー
ヨーク金が値を崩したことや、序盤の米株安が弱材料視され、売り優勢となった。下値
は堅く推移も9395ドルが抵抗線となる頭重い足取りを展開。ドル高が上値抑制要因
となり、9350〜9395ドルのレンジ内での高下が取引を終えるまで続き、低迷し
たまま引けを迎えた。
◎NY原油=続伸、米中貿易戦争の緩和期待が支援
 ニューヨーク原油の期近は続伸。
 米中の貿易戦争で中国が米国の輸入品の一部を関税の対象から外すことを検討してい
るとの報道を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。中国外務省は交渉を行っ
ていないとしたが、トランプ米大統領は中国の習近平国家主席から電話があったと述べ
た。通常取引では、米中貿易戦争の緩和期待を受けて押し目を買われた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油の押し目を買われたことにつ
れ高となった。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近が小反落、コーンは期近が小幅続伸
 大豆は小幅まちまち。
 中国が対米輸入関税の一部を除外の可能性が報じられたことが手掛かりとなって買い
の手が膨らみ値位置を伸ばす場面も見られたが、中国側が米国との協議を否定、ドル買
いの動きが膨らむなか、期近は前日に上昇した後の転売が先行し、小反落。
 コーンは期近は小幅続伸も他は反落。
 米中の貿易戦争の見通し不透明感から模様眺めの雰囲気が強まるなか、期近限月は強
気な輸出を受けて買い優勢となったが、3番限以降は米産地での作付は進展や米産地の
天候改善見通しが重石となり、売り優勢となった。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。