前週は3500ドル台に乗せて過去最高値を更新した後、3000ドル水準まで急反 落する荒れた相場展開になった。トランプ米大統領の通商政策、米連邦準備制度理事会 (FRB)の独立性に対する懸念から安全資産としての買いが優勢になり、3500ドル の節目を突破している。しかし、その後は短期的な過熱感、目標達成感から利食い売り が膨らみ、高値から200ドル幅の急落になった。中国現物筋が押し目買いを進めてい るが、米中通商環境の改善期待から株価が底固く推移したこともネガティブ。 今週は調整売りを消化しながら、値固めを打診しよう。急ピッチな上昇で持高調整の ニーズが高まっているが、同時に押し目買いのニーズも強く、どの価格水準が新たな支 持線になるのかが打診される。4月初めの調整局面では3000ドルが支持線になった が、目先は3200ドル、その下は3000〜3100ドルでの下げ止まりの有無が打 診されよう。トランプ米大統領がもたらす不確実性に大きな変化は生じないため、押し 目買い優勢の地合が崩れることはないが、今週は5月1日から中国市場が労働節の連休に 入ることもあり、不規則な値動きには注意が必要。上下双方に容易に100ドル超の値 動きになる可能性がある。 予想レンジは3200〜3450ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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