[4月28日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 4 月 21 日〜 4 月 25 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 ガソリン 先限 87,000 87,000(21) 87,000(21) 87,000 ±0 灯 油 先限 87,000 87,000(21) 87,000(21) 87,000 ±0 原 油 9月限 58,360 58,420(21) 55,560(22) 57,680 -710 ====================================== 4 月 21 日〜 4 月 25 日 <海外原油> 週間4本値 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 NY原油 6 月限 63.65 64.87(23) 61.53(23) 63.02 -0.99 ブレント原油 6 月限 67.51 68.65(23) 65.29(23) 66.87 -1.09 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 25日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 143.52 前週末比 1.18円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】ニューヨーク原油はもみ合い後に戻り高値を更新する展開。6月限 は65ドルの節目とそれに近い半値戻し(65.09ドル辺り)が目先の上値目標にな るが、有事がなければ、そのエリアがひとまず強い上値抵抗となる可能性が高いとし た。 【NY原油は半値戻しの65ドルが引き続き上値目標】 ニューヨーク原油6月限は23日に64.87ドルの高値を付けた後に反落してい る。前回の当欄で記した65ドルの節目とそれに近い半値戻し(65.09ドル辺り) をほぼ達成後に反落した形。翌24日にはすぐに反発しており、本稿執筆時の25日午 後時点では63ドル台前半で推移している。次の65ドル試し場面ではそのまま上抜け る可能性もありそうだ。 材料的には、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任の 意向がないことを明らかにして、また中国に対する強硬姿勢がややトーンダウンしてき たことで、米株がもち直すなかドル安傾向は続いていることで、原油にとってはともに 支援材料となっている。 また、これから5月にかけて、主要テーマになりそうな米国とイランの関係だが、 26日に両国でイランの核開発をめぐる3回目の高官協議を開く予定。それを前にし て、イランのアラグチ外相が北京で中国の王毅外相と会談して、核開発めぐる米国との 協議に連携して対応していく方針を確認したことが報じられている。 問題は米国側が求めている2カ月の期限内での最終合意に対して、イラン側はそれは 無理として暫定合意を提案していること。それを米国側が飲むのかあるいは撥ねつける のかで、そのあと5月の中東の地政学的リスクが大きく変わりそうなので注意したい。 外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は直近戻し4万ドル水準まで反発して いる。 ドルインデックスは100ポイント台割れが続き、ドル安の流れに変化はない。 【OPECプラス、6月に増産をさらに拡大したい意向】 産油国側のニュースとしては、石油輸出国機構(OPEC)プラスの複数の加盟国 が、6月に原油生産のさらに拡大を提案する見通しであることが報道されている。 すでに有志8カ国で5月から日量41万1000バレル生産を拡大することで合意し ているが、一部加盟国は6月も同程度の拡大を希望しているという。 なお、有志8カ国は5月5日に会合を開き、6月の生産計画を決定する予定。 【東京原油のテクニカル分析】 東京原油の6番限である9月限は戻り基調も、21日移動平均線でもあるボリンジャ ーバンドの中心線(5万8890円辺り)には届かない5万8000円台前半で上値づ かえの様相。 【NY原油、ブレント原油のテクニカル分析】 ニューヨーク原油6月限は戻り基調もひとまず65ドルの節目やボリンジャーバンド の中心線(64.25ドル辺り)に跳ね返された。 ブレント原油6月限も同様にボリンジャーバンドの中心線(68.07ドル辺り)に ひとまず跳ね返された。。 <当面の予定> 27日【経済】中国工業利益 2025年3月(国家統計局) 28日【発会】バージガソリン・灯油・軽油・中京ローリーガソリン・灯油 2025年11月限(東京商品) 29日【休日】昭和の日 【経済】米卸売在庫 2025年3月速報値(商務省) 【経済】米住宅価格指数 2025年2月(連邦住宅金融局) 【経済】米ケース・シラー住宅価格指数 2025年2月(S&P) 【経済】米消費者信頼感指数 2025年4月(カンファレンスボード) 【工業】米週間石油統計(API) 30日【経済】鉱工業生産指数 2025年3月速報(経済産業省) 【経済】小売業販売額 2025年3月速報(経済産業省) 【経済】自動車生産・輸出実績 2025年2月(JAMA) 【経済】景気動向指数 2025年2月改定状況(内閣府) 【経済】金融政策決定会合(日本銀行) 【決済】プラッツドバイ原油 2025年4月限(東京商品) 【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2025年4月(中国物流購買連合会) 【経済】中国非製造業購買担当者景況指数 2025年4月(中国物流購買連合会) 【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2025年4月(財新) 【経済】ユーロ圏国内総生産 2025年1-3月期速報(EUROSTAT) 【経済】独雇用統計 2025年4月(連邦雇用庁) 【経済】独国内総生産 2025年1-3月期速報(連邦統計庁) 【経済】独消費者物価指数 2025年4月速報(連邦統計庁) 【経済】仏国内総生産 2025年1-3月速報値(INSEE) 【経済】仏消費者物価指数 2025年4月速報(INSEE) 【経済】仏生産者・輸入物価指数 2025年3月(INSEE) 【納会】英ブレント原油 2025年6月限(ICE EUROPE) 【経済】米住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】米雇用統計 2025年4月(ADP) 【経済】米国内総生産 2025年1-3月期速報値(商務省) 【経済】米雇用コスト指数 2025年1-3月期(労働省) 【経済】米シカゴ購買部協会景気指数 2025年4月(シカゴ購買部協会) 【経済】米個人所得・支出 2025年3月(商務省) 【経済】米中古住宅販売仮契約指数 2025年3月(全米不動産協会) 【工業】米週間石油統計(EIA) 【納会】米改質ガソリン・ヒーティングオイル 2025年5月限(NYMEX) 1日【経済】新車登録台数 2025年4月(自販連) 【経済】軽自動車新車販売速報 2025年4月(全軽自協) 【経済】総裁記者会見(日本銀行) 【経済】金融市場調節方針公表(日本銀行) 【経済】金融政策決定会合(日本銀行) 【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) 【発会】プラッツドバイ原油 2026年7月限(東京商品) 【休日】中国労働節(〜5日まで) 【休日】欧州メーデー 【経済】英マネーサプライ 2025年3月(BOE) 【経済】英小売売上高 2025年3月(連邦統計局) 【経済】米新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】米建設支出 2025年3月(商務省) 【経済】米製造業景況指数 2025年4月(ISM) 【経済】米新車販売台数 2025年4月(Autodata) 2日【経済】労働力調査(失業率) 2025年3月(総務省) 【経済】一般職業紹介状況(有効求人倍率) 2025年3月(厚生労働省) 【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 4月20日-4月26日(財務省) 【経済】ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年4月確報(Markit) 【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2025年4月速報(EUROSTAT) 【経済】ユーロ圏雇用統計 2025年3月(EUROSTAT) 【経済】米雇用統計 2025年4月(労働省) 【経済】米耐久財受注 2025年3月確報値(商務省) 【経済】米製造業新規受注 2025年3月(商務省) 【商品】米建玉明細報告(CFTC) 【工業】全米石油堀削稼動数(米ベーカーフューズ) MINKABU PRESS *投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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