●論点解説金、中国の買いと労働節のカレンダー環境=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は「中国勢の買い」と「欧米勢の売り」が交錯した。アジアタイムに上昇し、欧
米タイムに値下がりする場面が目立っている。中国勢は高値から200ドル幅の値下が
りになったことを受けて、物色意欲を強めている。買い遅れた向きにとっては、バーゲ
ン価格と評価されている。一方、欧米勢は米中関係に改善の兆候がみられることもあ
り、利食い売りが選択されている。中国現物需要の底固さが下値を支えるが、5月1日
から中国は労働節の連休に入ることに注意が必要。1)市場の閑散化で小動き、2)中
国実需不在で値下がり、3)中国連休明け後の需要期待で堅調と、カレンダー要因で幾
つかのシナリオが考えられる。昨年の場合は、労働節中は値動きが鈍化する様子見傾向
が目立った。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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