●論点解説ゴム、米中関係の改善期待もボックス=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週のタイ中央ゴム市場のRSS現物相場は、前週比3.1%高となった。消費地相場の
値動きは鈍いものの、下げ一服感から産地相場は底固く推移している。一方で、タイな
どで報告されている豪雨などの供給リスクが織り込まれている訳ではなく、消費地相場
の期近限月に対してプレミアムを加算していくような動きは確認できない。
 一方、消費地相場も米中関係の改善期待に下値を支えられながらも、上値ヲ買い進む
ことには慎重姿勢を見せている。米中通商環境の早期改善は景気減速リスクの後退に直
結するが、株価の反発力と比較してゴム相場の値動きは鈍い。280〜300円のボッ
クス相場が3週間にわたって続いている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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