●レビュー穀物、良好な作付け環境が上値圧迫=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 28日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比2.25セント安の483.25セン
ト、小麦先物相場は同14.00セント安の531.00セント、大豆先物相場は同
3.25セント高の1062.50セントとなった。米穀倉地帯の降雨で小麦相場が急
落し、つれてトウモロコシ相場も上値の重い展開になった。作付け作業の進展観測もネ
ガティブ。大豆は旧穀が大豆油連動で上昇する一方、新穀が小幅安とまちまちになっ
た。
 29日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比13.00セント安の470.25セ
ント、小麦先物相場は同5.502セント安の525.50セント、大豆先物相場は同
9.75セント安の1052.75セントとなった。良好な作付け環境が嫌気され、上
値の重い展開になっている。産地気象環境が安定していることで、平年並みのペースで
作付け作業が進んでいる。夏季のガソリン混合のエタノール需要期待はポジティブ、中
国が飼料分野の穀物比率引き下げの方針を示していることはネガティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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