アジア株まちまち、米中景気減速懸念が重石 中国PMIが23年末以来の低水準に落ち込む 東京時間11:13現在 香港ハンセン指数 21884.95(-123.16 -0.56%) 中国上海総合指数 3282.04(-4.62 -0.14%) 台湾加権指数 20216.92(-15.71 -0.08%) 韓国総合株価指数 2550.38(-15.04 -0.59%) 豪ASX200指数 8082.40(+11.81 +0.15%) アジア株はまちまち。 トランプ氏の発言のトーンが慎重になっており金融市場は落ち着きを取り戻している。トランプ氏の就任100日を記念した式典でも市場を混乱させるような発言はなかった。インフレと金利が低下したと自画自賛し、パウエルFRB議長を批判して終わった。 米中は関税を巡り平行線をたどったままだ。中国外相はBRICS外相会合でトランプ政権の関税の脅しに屈しないよう各国に呼び掛けた。また、米中貿易摩擦激化により米国の景気減速懸念が一段と高まっている。トランプ関税と寒波大雪の影響できょう発表される米国第1四半期GDPは大幅に減速することが予想されている。先ほど発表された中国PMIが総じて弱い結果となったことで中国の景気減速も懸念される。ただ、中国指標が弱ければ弱いほど、当局が景気刺激策と株価安定策を打ち出す可能性がある。そのため上海株の下げは限定的、下値では支援策期待の買いが入っている。 中国4月の製造業PMIは49.0と好不況の分かれ目である50を割り込み2023年末以来の低水準となった。非製造業PMIは50.4に低下し市場予想も下回った。米中摩擦が製造業に影響を与えていることが明らかになりはじめた。中小企業を対象とした財新4月製造業PMIも50.4と前回から縮小した。 香港株は反落。銀行や素材、医療品、自動車の一角が下落している。上海株は4営業日続落。金融や公益、素材関連が下落。生活必需品や不動産、消費財関連の一角は上昇している。
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