東京株式(前引け)=続伸、買い一巡後は伸び悩む展開に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 30日前引けの日経平均株価は前営業日比62円52銭高の3万5902円51銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億1801万株、売買代金概算は2兆2634億円。値上がり銘柄数は719、対して値下がり銘柄数は862、変わらずは53銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方買い優勢で始まった後ははっきりしない地合いとなり、日経平均は寄り後早々にフシ目の3万6000円大台に乗せる場面もあったが、その後は伸び悩んだ。前日の米国株市場でNYダウが300ドルあまりの上昇で6日続伸したことを受け投資家のセンチメントが改善、リスクオンの流れにみえた。しかし、日米間での貿易協議を控えるなか、その後は買いポジションを軽くする動きが顕在化した。ただ下値も固く、日経平均は前営業日比マイナス圏に沈む場面はあったものの、すかさず押し目買いが入り結局プラス圏で引けている。TOPIXも上昇した。もっとも、大型株主導の地合いで、個別株でみると値下がり銘柄数が値上がり数を上回っている。

 個別では売買代金首位となっているディスコ<6146>や同2位のレーザーテック<6920>などがしっかり。豊田自動織機<6201>が大幅高に買われた。任天堂<7974>も強い動き。ソニーグループ<6758>も買い人気となっている。住友ファーマ<4506>はストップ高カイ気配に張り付いている。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、エス・エム・エス<2175>、Genky DrugStores<9267>などが急騰、TOTO<5332>も物色人気。半面、日立製作所<6501>が安く、トヨタ自動車<7203>も冴えない。オリエンタルランド<4661>が大きく下値を探った。ニコン<7731>が急落、東京地下鉄<9023>、キッコーマン<2801>なども大幅安となった。

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