金・銀市況=金が大幅続落、円一段安と現物相場の戻りで下げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,008   -153    15,135  -130   : 3,236.96   -71.81
銀          148.0    0.0     151.0  -4.0  : 3,215.00   -69.00
プラチナ     4,409    -61     4,353   -37  :   960.25   -17.65
パラジウム   4,300      0     4,300     0  :   940.09    +5.82
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.37  +1.83  ユーロ・ドル相場   1.1307  -0.0085
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【市況】
 金が大幅続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現
物相場の急落を受けて下げ幅を拡大した。先限は正午前に235円安で推移。午後に入
ると、円安が一段と進んだこと、ドル建て現物相場の戻りで下げ幅を縮小し、130円
安で引けた。
 銀は期先2月限が売り優勢となり、4.9円安。その他の限月は出来ず。先限の帳入
値は4円安。
 前営業日比は、金標準、金ミニが204〜120円安、ゴールドスポットが239円
安、銀が4.9円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が4万2479枚、金ミニが1万7229枚、ゴールドスポットが
3064枚、銀が3枚。
【金先限は利食い売り膨らむなか、打診買いも増加もよう】
 金先限は軟調。日中取引で一段安となり、支持線の4月24日の安値1万5040円
割れとなり、1万5006円まで下落。1万5000円を試す前に下値を切り上げた
が、日足は4日連続の陰線引けとなり、調整色が強まった。本日は中国などメーデーの
祝日で休場となる市場が多いなか、利食い売りが膨らんだ印象だ。
 14日間の相対力指数(RSI)は強気と弱気の分岐点の50に一時、接近し、テク
ニカル指標から強気相場維持に正念場となった。アジア時間でドルが対ユーロ、さらに
対円でも上昇し、ドル高ムードとなったことが逆風となった。安値拾いの打診買いとな
る新規買いもあったもよう。前日まで取組高は増加を辿っていたが、今日も増加となれ
ば、新規買いが多かった裏付けとなる。
今夜は4月のISM米製造業景況指数、週間米新規失業保険申請件数の発表がある。
弱気に傾く米経済指標が目立つ。4月のISM米製造業景況指数に対する反応に注意し
たい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は軟調。きのうの海外市場は、第1四半期の米実質国内総生
産(GDP)速報値でマイナス成長が示されたことが下支えになったが、ドル高を受け
て売り優勢となった。アジア市場では、朝方の3278.12ドルから、手じまい売り
が出て軟調に推移。午後になると、ドル高から一段安となり、3223台ドルまで下
落。安値を離れ、一時3241ドル台まで戻したが、午後4時以降は3220ドル台で
推移。
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