海外サマリー(1日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 6 3,222.2   -96.9  シカゴ大豆  2025/ 7 1,050.25   +5.75
NY銀     2025/ 7 3,246.9   -35.9  シカゴコーン 2025/ 7   472.25   -3.25
NYプラ    2025/ 7   967.1   - 2.3  NY原油   2025/ 6    59.24   +1.03
NYパラ    2025/ 6  943.80   +9.40  ドル・円               145.46   +2.40
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は145.60円台まで上昇
 NY為替市場はドルの買い戻しが優勢となる中、ドル円は買い戻しを加速させ、一時
145.60円台まで上げ幅を広げた。5月相場に入って市場が落ち着きを取り戻して
おり、ドルの買い戻しが出ているほか、この日の日銀決定会合をきっかけに円安の動き
も強まった。
 日銀の決定は概ね事前の予想範囲内だったとは思われるが、4月のトランプ関税に絡
んだ市場の迷走も一旦落ち着く中、過去最高水準に積み上がった円買いポジションの解
消が活発に出ているものと思われる。
 2日の米雇用統計への反応を待ちたいところではあるが、市場では弱い内容との推測
も多く聞かれる。ただ、その場合でもFRBの利下げ期待が高まり、リスク選好の雰囲
気が市場全体に広まれば、円安は続く可能性も考えられる。

◎NY貴金属=金が続落、ドル高や中国連休で手じまい売り
 ニューヨーク金、銀は続落。
 金6月限は続落。時間外取引では、ドル高や中国市場が連休を迎えるなか、手じまい
売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、テクニカル要因の売りが出て下げ幅を拡
大した。日中取引では、米新規失業保険申請件数の増加を受けて押し目を買われたが、
ドル高に上値を抑えられた。
 銀7月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。
 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入る
と、買い戻し主導で上昇したが、戻りは売られた。日中取引では、米新規失業保険申請
件数の増加や株高を受けて堅調となった。
 パラジウム6月限は株高などを受けて買い優勢となった。
◎LME=アルミ・銅は前日の下落の後で買い戻され反発、ニッケルは続落
アルミ3カ月物は反発。2391ドルと前日安値を下抜き軟調で取引を開始。多くの
アジア株式市場がメーデーのため、休場となったことで玉整理基調が強まるなか、銅の
堅調な値動きに追随する買いが見られて一時2423ドルまで浮上。米利下げ期待を受
けたドル高が重石となって上げ幅を縮小したが、プラス圏は維持して引けを迎えた。
 銅3カ月物は反発。9138.50ドルで小反発で取引を開始。アジア株式市場の大
半がメーデーの祝日で休場となるなか、300ドルを超える下げ幅を記録した直後で買
い戻す動きが広がり、一時9260.60ドルまで浮上。ただ、米利下げ期待が高まる
なかドル買いの動きが膨らんだため、高値を離れ、プラス圏は維持したものの上げ幅を
縮小して取引を終えた。
◎NY原油=反発、サウジ当局筋が増産報道を否定
 ニューヨーク原油の期近は反発。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの舵取り役であるサウジアラビアが同盟国や専門
家に対して長期間にわたって低価格を許容できると説明し、増産を示唆したとロイター
通信が伝えた一方、サウジ当局筋がこの報道を否定したことが相場を押し上げた。調査
会社アーガスによれば、この当局筋は「幽霊が幽霊から発言を受け取っている」と述べ
た。また、トランプ米大統領の発言も買い手がかり。同大統領は「イラン産原油および
石油化学製品の購入はすべて、今すぐ中止しなければならない!イランから石油や石油
化学製品を購入した国や個人は、直ちに二次制裁の対象となる。彼らは、いかなる形で
あれ、いかなる方法であれ、アメリカ合衆国との取引を許されない」と述べた。ただ、
イラン産の原油はほぼ中国向けで、米中貿易戦争の激化も警戒された。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は反発、コーンは期近は反落も新穀限月は小反発
 大豆は揃って反発。
 米中貿易戦争とこれに伴う中国向けの大豆輸出減退が警戒されながらも、米農務省
(USDA)発表の週間純輸出成約高が前週を上回る強気な内容だったことが強気材料
視されて堅調となった。

 コーンは期近の主要限月は小幅反落、他は小反発。
 期近の主要限月はドル高を受けて小幅反落となったが、新穀限月は米農務省(USD
A)発表の週間純輸出成約高は前週を上回る強気な内容だったことに加え、降雨となっ
た米産地での作付遅延に対する警戒感から買い優勢で運ばれた。

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