株価指数先物【昼】 13週線を支持線とした押し目狙いのロング対応

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の3万6750円(+0.54%)前後で推移。寄り付きは3万6730円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6845円)にサヤ寄せする形で、買い先行から始まった。現物の寄り付き直前につけた3万6650円を安値にロング優勢の動きが強まり、中盤にかけて3万7010円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は上げ幅を縮め、終盤にかけては3万6700円近辺での推移をみせている。

 日経225先物は3万7000円を回復した後は上げ幅を縮めているが、13週移動平均線(3万6560円)が支持線として意識されている。赤沢亮正経済財政再生相はベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議を終え、貿易拡大などで具体的な議論を行ったとし、次回協議は5月中旬で調整すると述べた。詳細は明らかにされなかったこともあり、手掛かり材料難から中盤以降はロング解消の動きもあったようだ。ただし、中国商務省は米国との通商協議の可能性を検討しており、米中協議への期待から押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で13.67倍に上昇。前日に25日線突破からボリンジャーバンドの+1σ(13.63倍)を捉え、本日は+2σ(13.70倍)水準まで切り上がってきた。4月以降の-1σと+1σでのレンジを上抜けてきたことで、NTショートを巻き戻す動きが強まりそうだ。

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