NY株式5日(NY時間11:19)(日本時間00:19) ダウ平均 41346.56(+29.13 +0.07%) ナスダック 17872.74(-104.99 -0.58%) CME日経平均先物 37250(大証終比:+440 +1.18%) きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。さすがに先週までの9連騰で高値警戒感も出ており、本日は反落して始まった。ただ、この日発表のISM非製造業景気指数が予想外に上昇したことで、下げ渋る動きが出ており、ダウ平均は下げを取り戻している。ナスダックはマイナス圏での推移。 各国との貿易交渉が活発化する中、関税措置の緩和への期待、そしてこれまで発表になっている決算も警戒していたほどの悲観的な内容でもなかったことから、米株式市場は4月の反転相場を繰り広げていた。 しかし、あくまで自律反発の域は出ず、機関投資家中心にまだ新規マネーは少ない。米中の交渉に進展が見られないことも、要因の1つとなっている模様。トランプ大統領は今週中に中国の指導部との会談予定はないと述べていた。 一部からは、中国との貿易合意が米株式市場の持続的な復活の条件だとの指摘も出ている。また、「最近の株式市場の循環的な上昇をもってしても、構造的な米国離れのテーマを変えることはない。貿易合意への楽観は、複雑で進展の遅い交渉の現実へと後退する」とのコメントもストラテジストから出ている。 今週はFOMCが予定されており、注目のイベントの1つとなりそうだ。先週の予想を上回る米雇用統計を受けて、市場はFRBの年内の利下げ期待を後退させている。少なくとも6月利下げの期待は7月に後退している状況。トランプ大統領からの利下げ圧力はあるものの、恐らくパウエル議長はこれまで通りに利下げに慎重姿勢を強調してくるものと見られている。 バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が下落。バフェット氏が年末にCEOを退任すると発表。後継にベル副会長を正式に指名した。バフェット氏は年次株主総会で、アベル氏を今年末にCEOに昇格させるよう取締役会に提案することを明らかにした。 ネットフリックス<NFLX>やディズニー<DIS>、ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD>などメディア株が軟調。トランプ大統領が週末に、海外で製作された映画に100%の関税を課す計画を明らかにした。部分的な製作も含む。 食肉加工のタイソンフーズ<TSN>が決算を受け下落。鶏肉事業の販売は好調だったものの、牛肉事業が苦戦した。 人材派遣や就職支援を手掛けるマンパワー<MAN>が下落。半期の配当を減配すると発表した。 スポーツシューズのスケッチャーズ<SKX>が大幅高。先ほど投資会社の3Gキャピタルが同社を買収することで合意したと伝わった。買収後は非公開化されるという。 鉱山のニューモント<NEM>が上昇。ヴィルジョエン氏をCOOに任命する人事を発表。 バークシャー<BRK/B> 514.28(-25.52 -4.73%) タイソンフーズ<TSN> 55.30(-5.49 -9.03%) スケッチャーズUSA<SKX> 61.60(+12.23 +24.76%) ニューモント<NEM> 52.95(+1.42 +2.76%) マンパワー<MAN> 42.57(-1.69 -3.81%) ネットフリックス<NFLX> 1132.60(-23.89 -2.07%) ワーナー<WBD> 8.47(-0.08 -0.88%) ディズニー<DIS> 92.29(-0.20 -0.22%) パラマウント<PARA> 11.36(-0.08 -0.66%) アップル<AAPL> 198.90(-6.45 -3.14%) マイクロソフト<MSFT> 436.31(+1.03 +0.24%) アマゾン<AMZN> 187.40(-2.59 -1.36%) アルファベットC<GOOG> 166.32(+0.51 +0.31%) アルファベットA<GOOGL> 164.52(+0.49 +0.30%) テスラ<TSLA> 276.19(-11.02 -3.84%) エヌビディア<NVDA> 113.68(-0.83 -0.72%) メタ<META> 598.52(+1.50 +0.25%) AMD<AMD> 100.83(+2.03 +2.05%) イーライリリー<LLY> 820.87(-2.75 -0.33%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。