ポンド、英中銀が利下げ期待が過剰だと示唆した場合には上昇も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場はドル安が優勢となる中、ポンドドルは買いが優勢となっている。本日の21日線は1.3235ドル付近に来ているが、その上の水準をしっかりと堅持しており、今年に入ってからの上向きのトレンドを維持している。

 今週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が8日木曜日に開催され、ポンドにとっては最注目となる。0.25%ポイントの利下げが確実視されており、市場もそれを織り込んでいる。注目は今後だが、英中銀が市場の利下げ期待が過剰だと示唆した場合、ポンドは上昇の反応を示す可能性があるとの指摘がエコノミストから出ている。

 市場は年内に、今週を含めて計0.90%ポイントの利下げを織り込んでいる。ただ、英中銀がこれらの期待に応えるのは困難と思われ、選択肢は維持したいと考える可能性があるという。さらに、労働党政権下での英国とEUの関係緊密化と、英国のトランプ関税の比較的低いエクスポージャーも、ポンドの支援材料となる見込みだとも述べた。

GBP/USD 1.3371 GBP/JPY 190.48 EUR/GBP 0.8502

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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