●論点解説金、トランプの動向を見ながらの乱高下=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は3209.40ドルをボトムに、3300ドル台後半まで切り返している。
3500ドル台到達で上げ一服となった後は、上下双方に極端な高ボラティリティ環境
が続いている。今週はトランプ米大統領の高関税政策が改めて注目を集めている。海外
制作の映画に対して100%の関税を課す方針を示した他、輸入医薬品に対しても関税
を課す方針を示している。ともに米国内産業を支援する目的だが、米国のエンタメ企業
株と医薬品株はともに急落している。トランプ大統領の発言次第で、上下どちらにも大
きく揺れ動く不安定な地合が続くことになる。ただし、このまま底入れを確認できれ
ば、下値は4月上旬の3000ドルから3200ドルまで切り上がることになり、コア
レンジの切り上げ傾向については再確認されることになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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