石油午前=下落、米大統領の記者会見に注目がやや集まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は下落。今週末から米中通商協議が始まるものの、経済大国同士の協
議の難航が警戒されていることが重し。トランプ米大統領は協議の最中も145%の対
中関税を維持する構え。中国は自らの正義を貫くと繰り返している。ただ、トランプ米
大統領が「大国であり非常に尊敬されている国」との貿易協定について日本時間の本日
23時から記者会見を実施すると発表すると、時間外取引でニューヨーク原油は強含ん
でいる。円相場は1ドル=143円半ばで推移。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は下げ幅を縮小。5万3800円まで戻し
た。
 午前11時10分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2090〜890円安。
 午前11時10分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が2152枚。
【実質的な原油価格は1980年代以来の低水準】
 ブルームバーグのコラムニストであるハビアー・ブラス氏によると、1バレル=60
ドル付近のブレント原油の価格は名目で約20年前と同水準であり、インフレ調整後の
実質価格では1980年代半ばよりも安くなっているという。世界的に物価は上昇を続
け、近年は物価高が加速したが、原油相場は物価高とは逆行する傾向にある。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.35ドル高の58.42ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは57.74〜58.46ドル。
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