[今夜の視点]海外原油=反発か、価格低迷による減産を想定

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.51ドル高の58.58ドルで推
移。本日これまでのレンジは57.74〜58.66ドル。
 今晩の海外原油は反発か。米エネルギー情報局(EIA)の週報で示されているよう
に、世界的な原油の増産をけん引してきた米国の生産量が伸び悩みつつあり、減産傾向
が強まっていく可能性が高いことが相場を支えるだろう。物価上昇に加えてトランプ米
政権の関税政策が設備投資コストを押し上げているうえ、関税政策により米連邦準備制
度理事会(FRB)は利下げも出来ず、原油安に苦しむ石油企業に増産余力はなさそう
だ。ブルームバーグのコラムニストであるハビアー・ブラス氏が指摘するように、名目
ではなく実質の原油価格が1980年代以来の低水準で推移しているなら、足元の価格
帯での推移は長続きしないだろう。価格低迷が長引くほぼ、先々の供給減を警戒すべき
だと思われる。
<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【休日】--:-- 第二次世界大戦戦勝記念日
◆ イギリス ◆
【経済】20:00 政策金利公表(BOE)
【経済】20:00 金融政策委員会議事録 5月7日分(BOE)
【経済】--:-- 金融政策報告(BOE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2025年3月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 卸売在庫 2025年3月確報値(商務省)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
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