−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,344.0 +38.0 シカゴ大豆 2025/ 7 1,051.75 + 6.75 NY銀 2025/ 7 3,291.4 +29.7 シカゴコーン 2025/ 7 449.75 + 2.25 NYプラ 2025/ 7 1,001.6 +22.1 NY原油 2025/ 6 61.02 + 1.11 NYパラ 2025/ 6 981.50 -1.10 ドル・円 145.31 - 0.55 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は145.30円台で推移 NY為替市場は前日の海外市場で146円台まで上昇した流れを受けて、東京の朝方 に146円台前半まで上昇したが、その後はドル売り円買いが優勢となった。 米英通商協議の合意を受けて、週末に行われる米中通商協議への期待が広がる中、リ スク警戒後退のドル買い円売りとなったが、米中協議の難航が予想される中で、上値か らはドル売り/円買いが優勢となった。 ◎NY貴金属=金は反発、ドル離れ・米国離れは継続へ ニューヨーク金、銀は反発。 金6月限は反発。先月でドル安は一巡し、ドルインデックスはやや戻しているもの の、ドルの上値が重いことが金相場の支えとなった。注目されている米中貿易交渉の行 方に関わらず、米国の貿易赤字や財政赤字の拡大が続き、世界的なドル離れは止まらな いと見られている。インドとパキスタンが国境付近で武力衝突を継続し、全面的な対立 へと発展するリスクがあることも安全資産である金の買い手がかり。両国ともに核保有 国で、事態の悪化が警戒されている。 銀7月限は反発。金相場に連動した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反発、パラジウムは下落。前日比はプラチ ナが20.7〜22.2ドル高、中心限月の7月限が22.1ドル高、パラジウムは 2.40〜1.40ドル安、中心限月の6月限は1.10ドル安。 プラチナ7月限は反発。米中貿易交渉がようやく始まり、悲観的な雰囲気が後退して いることがリスク資産の一角であるプラチナ相場を支えた。中国政府が要求しているよ うに、まずは米国が対中関税を引き下げ、対話を継続するための土台が築かれることが 期待されている。ただ、リスク資産の代表格である米株式市場の動意は鈍く、金融市場 全体では模様眺めムードが強かった。 パラジウム6月限は下落。米中貿易交渉を控えて慎重な値動きだった。 ◎LME=軒並み上昇、米中貿易協議期待が強気材料視される アルミ3カ月物は続伸。2408ドルで小幅安で取引を開始。上海株の頭重い動きか ら上値を抑制されアジアの時間帯は2404〜2416ドルのレンジを中心とする、も ちあいが続いた後、アジアの時間帯後半に急速に2440ドルの高値まで浮上。欧州の 時間帯は2420ドル台前半での高下が続いたが米国の時間帯には値位置を落とし、 2399ドルの安値を付けたほか、前日終値を前後する値動きとなり、小幅高で取引を 終了。 銅3カ月物は小幅続伸。9453.50ドルで堅調で寄り付いた。アジアの時間帯は 上海株安に追随して値を落とし、一時9341ドルまで下落したが、10日からスイス で開催される米中協議において貿易摩擦緩和に向けた進展が期待されるなか買い戻す動 きが見られ9400ドル台後半に浮上。9479.50ドルの高値に達した後に値を落 としたが、高値圏を維持して終えた。 ◎NY原油=続伸、強気なチャートパターンが買い戻しを後押し ニューヨーク原油の期近は続伸。 今週末から米中貿易交渉がようやく始まる見通しであることが相場を押し上げた。中 国は米国に対して一歩も引いておらず、貿易戦争を仕掛けた米国との協議が順調に進む とは期待されていないが、対話の開始に辿り着いたことは市場参加者を安堵させてい る。テクニカル的な買いも支援要因。終値をつないだラインチャートでは反発を示唆す る逆ヘッド・アンド・ショルダーのチャートパターンが現れており、買い戻しが活発化 しやすい。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=全面高、大口成約や米中貿易協議を受け買い優勢に 大豆は揃って続伸。 10日からスイスで開催される米中協議を前にして米トランプ大統領が、中国からの 輸入関税の大幅引き下げの妥協案を示したことを受け、米中協議での現在の貿易摩擦緩 和に向かう話し合いに対する期待感が強まり買い優勢となった。また、米農務省 (USDA)が大口成約を発表したことも強気材料となった。 コーンは総じて反発。 米農務省(USDA)が前日に続いて大口成約を発表したことや、10日からスイス で開催される米中貿易協議での貿易摩擦緩和に向けた話し合いに対する期待感や、米 トランプ大統領による対中国輸入関税の引き下げが妥当とするSNSへの投稿が買い支 援要因となった。 MINKABU PRESS *LME市況、更新しました。
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