午前の石油市場は続伸。9日の海外原油が続伸したことや、円相場が一時1ドル= 146円台前半まで下落する円安を背景に夜間取引から買い優勢。日中取引は、週末の 米中関税交渉の進展で上げ幅を拡大する限月が目立った。買い一巡後、伸び悩むも堅調 に推移。序盤の取引で期近6、8月限が4ケタ高となった。その後、午前10時時点で 既に4ケタ高ではなくなった。しかし、7、8月限が再上昇となり、1000円超の上 昇で4ケタ高。 週明けのニューヨーク原油時間外取引で期近6月限は前日比0.17ドル高の61. 19ドルで取引されている。高値を離れ、かろうじてプラスサイドを維持。 日中取引開始後、原油の2025年9月限は序盤に5万6860円まで上げ幅を拡大 した。5万7000円が抵抗線になり、上値は重い展開となったが、5万6630円で 買い拾われ、5万6900円まで上値を伸ばした。その後、序盤と同様に5万7000 円が抵抗線として意識されているが、5万6800円水準で堅調に推移。 午前11時20分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 350〜1080円高。 午前11時20分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が934枚。 【4月30日の下げ幅3分の2戻しで買い戻しが増加もよう】 長大陰線を引く下落となった4月30日の中間水準の5万1680円、さらに30日 の下げ幅3分の2戻しにあたる5万6730円超えとなり、小口ではあるが買い戻しが 増加もよう。米中関税交渉が進展とはいえ、海外原油相場は先週後半の上昇でかなり織 り込んでいるとみられ、ニューヨーク時間外取引は上げ幅を縮小。JPX原油市場でも 新規買いには慎重派が多いのではないか。 【海外原油夜間取引=小幅続伸、上げ幅を縮小】 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.17ドル高の61.19ドルで取引さ れている。本日これまでのレンジは61.02〜61.52ドル。 MINKABU PRESS
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