[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告で今月から新穀年度の発表開始

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。朝高後に軟化して、直近は小幅安水準となって
いる。7月限は450セント台に乗せたが、その後は軟化して直近は448セント台で
のもみ合いとなっている。
 先週末の米中の貿易交渉を受けて大豆が急伸して始まったことに朝方は支援ざれた
が、その後に大豆が上げ幅を縮小していることでコーンも軟化した。
 今夜は米農務省(USDA)の月例需給報告が最大の焦点となる。今月から新穀年度
(2025/26年度)の需給見通しも発表が開始されるため、それに注目したい。今
年は作付面積、生産高が増加する分、期末在庫も増加すると思われるが、焦点はその増
加幅となりそうだ。
 9日のシカゴは小反発。デイリー報告で大口輸出成約が発表されたことや、大豆高に
支援されたものの、小麦安で上げ幅は抑制された。また週末に米中の貿易交渉、さらに
は12日にUSDAの月例需給報告を控えていることで、これまでの下落に対する利食
いの買い戻しも入りやすくなった。

 7月限は455.00セントまで上昇したが、引けは449.75セントと、かなり
上げ幅を削って、450セント台を維持できなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 5/13 03:00 財政収支 2025年4月(財務省)
【農産】 5/13 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 5/13 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】 5/13 01:00 農産物生産高(USDA)
【農産】 5/13 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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