[今夜の視点]シカゴ大豆=午後4時からの米中交渉の詳細発表に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は堅調。朝方急伸した後に乱高下したが、直近は再び地合いを
引き締めている。7月限は朝方、1065.00セントまで上昇したあと一時1050
セント台前半まで軟化したが、直近は1059セント台まで戻している。
 先週末の米中の貿易交渉に関しては進展があった模様だが、ベッセント米財務長官と
グリア米通商代表部(USTR)代表がスイスの現地時間午前9時(日本時間午後4
時)から記者会見を行う予定のため、その内容を受けた反応に注意したい。
 また今夜は米農務省(USDA)の月例需給報告が最大の焦点となる。今月から新穀
年度(2025/26年度)の需給見通しも発表が開始されるため、それに注目した
い。今年はコーンとは逆に作付面積、生産高が減少することが予想されるため、それが
期末在庫にどう反映するのか注目したい。また週間輸出検証高、さらに引け後には生育
進度、土壌水分状況も発表される。

 9日のシカゴは続伸。週末に予定されている米中の貿易交渉に対する期待や、トラン
プ米大統領が「80%の関税が妥当」と発言してこれまでよりかなり低めの数値を示し
たことで買い意欲が強まった。またデイリー報告で大口輸出成約が発表されたことも好
感された。

 7月限は1058.25セントまで上伸した後、引けは1051.75セントと上げ
幅を削ったものの、1050セント台は維持した。
た。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 5/13 03:00 財政収支 2025年4月(財務省)
【農産】 5/13 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 5/13 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】 5/13 01:00 農産物生産高(USDA)
【農産】 5/13 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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