●論点解説穀物、コーンは在庫急増見通しを確認=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米農務省(USDA)需給報告が発表された。5月は新穀需給見通しが発表される時
期だが、2025/26年度の米トウモロコシ期末在庫見通しは旧穀の14.15億B
uを大きく上回る18.00億Buとされている。作付面積が9060万エーカーから
9530万エーカーまで増加することで、主に供給サイドからの需給の緩みが想定され
ている。大豆相場は、米中通商環境の改善傾向を手掛かりに強含んだが、トウモロコシ
相場は需給緩和に対する警戒感が強く、強弱まちまちとなっている。
 なお大豆の期末在庫見通しは旧穀の3.50億Buを大きく下回る2.95億Buと
なっている。作付面積が8710万エーカーから8350万エーカーまで減少する見通
しになっている。ただし、輸出需要見通しは旧穀の18.50億Buに対して
18.15億Buと、通商問題の影響は限定されるとの楽観的な見方が前提になってい
るが、大豆相場は素直に買いで反応している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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