ポジション調整など受けてドル安円高=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ポジション調整など受けてドル安円高=東京為替概況
   
 米中の通商合意を受けて昨日の海外市場で148円65銭まで上値を伸ばしたドル円。148円台前半で東京朝を迎えると、高値圏で少しもみ合った後、ドル安円高が広がった。加藤財務相が来週ベッセント財務相と為替協議を行う予定を示したことなどが調整の動きのきっかけとなった。
 行き過ぎ感が出ていたこともドル安円高に寄与。148円48銭を付けたところから、午前中に147円70銭台を付けた。
 午前中、参議院財政金融委員会に出席した内田日銀総裁が、先行きの不透明感が強まったと述べたことなども若干円買い材料となっているが発言直後の市場の反応は特に目立たなかった。
 その他、中国人民元が対ドルで大きく買われ、ドル人民元は昨年11月以来の7.1860台を付けたことも、アジア市場でのドル高一服感に寄与した。
   
 午前に147円70銭台を付けた後、148円00銭前後が重くなり、午後にもう一段の調整売りが入った。もっとも押し目は昨日海外市場同様に147円60銭台に留まった。昨日海外市場では米中協議を受けて146円台前半から148円20銭台まで上昇した後の押し目が147円60銭台までとなっていた。
  
 昨日米中協議を受けてリスク選好の円売りに164円90銭台を付けたユーロ円は164円台での推移。ドル円の売りもあってやや上値が重く164円13銭を付けている。
  
 昨日のドル高で1.1060台を付けたユーロドルはドル高の調整に1.11台を回復。
  
MINKABUPRESS 山岡

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