金・銀市況=金は反発、午後に現物相場の反騰で地合いを引き締める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,465   + 92    15,584  + 96  : 3,256.79   -17.67
銀          155.0   +3.0     158.0  +2.7  : 3,310.00   +22.00
プラチナ     4,634    +10     4,522   +22  :   989.95   -10.68
パラジウム   4,500     0     4,500     0  :   952.31   -28.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.83   +1.69  ユーロ・ドル相場   1.1113  -0.0104
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【市況】
 金が軒並み反発。1ドル=148円台の円安を受けて買い優勢で始まった。その後、
ドル建て現物相場が戻りを売られたことを受けマイナスサイドに転じた。先限は正午前
に24円安で推移。午後になり、ドルの反落からドル建て現物相場が反騰から地合いを
引き締め、90円超の上昇となった。
 銀は期先2本が上昇。期先2月限に続き、先限も午後になり、買い優勢。その他は出
来ず。帳入値は上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが88〜97円高、ゴールドスポットが85円高、銀
が2.7〜4.7円高。
 推定出来高は、金が3万1939枚、金ミニが1万2646枚、ゴールドスポットが
1823枚、銀が5枚。
【米CPIがインフレ鈍化を示せば金相場に追い風】
 金先限は夜間取引の中盤に1万5555円まで反発。高値を離れたが、夜間取引の後
半から終盤に2度、小幅安となる場面があったが、概ねプラスサイドで推移した。日中
取引開始後は序盤、小幅高で推移したが、軟化となり、1万5404円までジリ安とな
ったが、正午過ぎから買い優勢となり、1万5585円まで上昇。まだ上値が切り下が
ったチャートだが、今日のほぼ高値引けとなった。後半から終盤は予想外のドル建て現
物相場が反騰を受け、急速に買い戻しが進んだもよう。
 午前の取引で1万5400円割れとなり、ジリ安となったら地合いを悪くする可能性
があったが、反転し、大局的な強気相場を維持。今夜は4月の米消費者物価指数(CP
I)の発表がある。インフレ鈍化を示す数字が出ると、米利下げ観測からドルが売られ
やすくなり、金相場にとっては追い風となる。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反発。きのうの海外市場は、米中の関税引き下げ合意を受
けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の3235.59ドルから、3242ド
ル台まで上昇したが、戻りは売られ、3219ドル台まで軟化。しかし午前11時過ぎ
からドルの反落を背景に反転した。午後になりドルの反落から急上昇となり、午後4時
前に3263ドル台を試すまで値を飛ばした。
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