【場況】 金が反落。円小幅高とドル建て現物相場の頭重い値動きから売り優勢となった。そ の後は、ドル建て現物相場が大きく値を崩したことを受けて下げ幅を拡大した。場中、 1ドル=146.90円台まで円高進行も弱材料。 銀の商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が149〜99円安、金ミニが143. 0円〜115円安、ゴールドスポットが398円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万7903枚、金ミニが8763枚、ゴール ドスポットが1036枚、銀が0枚。 【引き続き米中貿易摩擦緩和が圧迫】 金は中国が週末の米中の通商協議で115%の関税引き下げで合意した後、14日か らの関税引き下げを発表したことで、米中貿易摩擦に対する懸念が和らぎ、金を安全資 産として買う動きが後退した。 また米トランプ大統領はシリア暫定大統領と面会し制裁の全面解除を発表。これによ り中東情勢不安が後退していることも地政学的リスクによる逃避買い需要を後退させる 一因となっている。 金先限は1万5427円まで下落した。ドルが堅調に推移に加え、ドル建て現物相場 の急落が圧迫要因になった。円相場は1ドル=146.90円台まで円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、ドル高一服感から買い優勢 も戻り売り圧力が強い展開となった。アジア市場では、朝方に3256.37ドルまで 上昇したが、午前9時過ぎから売り優勢となり、10時過ぎに3239ドル台まで下 落。3240ドル水準では買いが喚起され、3251ドル台まで戻したが、戻り売りを 浴び、3240ドル水準まで反落。 午前11時現在、3240.32ドルで推移、銀は3277セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3256.79ドル、銀が3310セント。 MINKABU PRESS ー
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