アジア株小動き、次の展開待ち APEC貿易会合への警戒感も USTR代表との二国間協議狙う 東京時間11:10現在 香港ハンセン指数 23613.93(-26.72 -0.11%) 中国上海総合指数 3394.42(-9.53 -0.28%) 台湾加権指数 21765.36(-17.51 -0.08%) 韓国総合株価指数 2636.23(-4.34 -0.16%) 豪ASX200指数 8281.60(+2.01 +0.02%) アジア株は小動き、次の展開待ち。 米中は予想以上に関税を引き下げたものの、最終合意をめぐっては不確実性が残っている。米政権は協議進展しなければ対中関税を再度引き上げる可能性があるとしているが、中国は主導権を握っているという自信を持っており対米強硬姿勢を維持するだろう。そのため、協議はなかなか進展しない可能性がある。 中国では投資家心理が改善しているため、当局が株価下支え策や景気支援策を講じる必要がなくなり、皮肉なことに中国株の上昇は続かない可能性がある。きのうは終盤にかけて上げ幅を拡大したが、きょうは下落している。 きょうから韓国で開催されるAPEC貿易担当相会合への警戒感も高まっている。同会合にはグリア米通商代表部(USTR)代表が出席するため、多くの貿易国にとってグリア氏との一対一の会談が実現できるかが目標となる。 香港市場ではきのう上昇したJDドットコムや美団、レノボ、バイドゥ、シャオミなどハイテク関連が総じて下落している。きょう決算を発表するアリババは前日比ほぼ変わらず、様子見ムードが広がっているようだ。
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