LME市況=反落、アジア株の軟調や続伸後の利益確定の動きなどで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,488.61  -    40.9     2,489.00  -    39.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,616.74  -    4.59     9,577.00  -    29.50
    ニッケル      15,607.13  -   68.28    15,799.00  -    72.00
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 アルミ3カ月物は反落。2519ドルで軟調で取引を開始した後に買い戻され、前日
終値に迫る2524ドルまで値を伸ばしたが、アジア株安を受けて軟化に転じた。米国
の時間帯には2492ドルが上値抵抗線になっての安もみとなるなか、2500ドルに
迫る動きを見せると戻り待ちの売りが出て、頭重い値動きのまま引けを迎えた。
 銅3カ月物は反落。9590ドルで小安く取引を開始した後に9600ドル台まで値
を伸ばし、9606ドルの高値を付けた。しかしアジア株安を受けて、序盤に崩れて
9465ドルの安値を付けた。5月8日からの続伸で終値ベースで170ドルの上昇を
記録したことで利益確定の動きが見られた。その後は引けにかけて買い戻す動きが続い
たが、9570ドル台後半で戻り一杯となり、マイナスサイドのまま取引を終えた。4
月の米生産者物価指数がインフレ鈍化を示され、欧米の株高、ドル安が下支え要因とな
った。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5795ドルで軟調で取引を開始した後は他非鉄貴金
属が値を落とした動きに追随。米国の時間帯を迎えると買い戻す動きが広がったが1万
5800ドル台に達すると頭打ちとなり、終盤は1万5800ドル前後でもちあい、こ
の水準のまま取引を終了。
今日の材料
・15日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は反落、23.13ポイント安の3380.82ポイント。
・欧州株は上昇。英FTは1ー3月期の英GDP速報値が予想を上回ったことを好感し、
 買い注文が優勢。独DAXは防衛関連株などが上昇し、相場を押し上げた。
・4月の米生産者物価指数(PPI)
 結果 -0.5%
 予想 0.3% 前回 0.0%(-0.4%から修正)(前月比)
 結果 2.4%
 予想 2.6% 前回 3.4%(2.7%から修正)(前年比)
 結果 -0.4%
 予想 0.2% 前回 0.4%(-0.1%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 3.1%
 予想 3.2% 前回 4.0%(3.3%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・4月の米小売売上高
 結果 0.1%
 予想 0.0% 前回 1.7%(1.4%から修正)(前月比)
 結果 0.1%
 予想 0.4% 前回 0.8%(0.5%から修正)(自動車除くコア・前月比)
・米週間新規失業保険申請件数
 結果 22.9万件 予想 22.9万件 前回 22.9万件(22.8万件から修正)
・5月のニューヨーク連銀製造業景気指数 結果 -9.2 予想 -8.0 前回 -8.1
・ドルは下落。ドル円は1ドル=145円台半ばまで下落。ユーロ円は1ドル=1.1228
 ドルで上値を抑えられたが小幅高。
・米国株はニューヨークダウが反発し、271.69ドル高。ナスダック指数は34.49ポイ
 ント安(0.18%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は反発。ニューヨーク原油は下落。
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