石油午前=上昇、米国の減産リスクやイスラエルのガザ侵攻で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は上昇。先週末の海外原油が反発したことが国内市場を押し上げてい
る。米石油掘削リグの稼働数が減少傾向にあることは、米国の減産を示唆している。イ
スラエルが大規模なガザ侵攻を再開していることも懸念要因。トランプ米大統領の中東
訪問終了に合わせて、イスラエル軍は作戦行動を始めた。ただ、米格下げによる米景気
悪化懸念は重しで、時間外取引でニューヨーク原油は売り優勢。円相場は1ドル=
145円前半で円高・ドル安推移。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は堅調。ただ、夜間取引の高値からやや
押し戻されている。
 午前11時01分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
220〜540円高。
 午前11時01分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が314枚。
【イラン大統領、ホルムズ海峡封鎖を警告】
 イランのペゼシュキアン大統領は、イラン産原油の輸出を制限する動きが継続するな
らば、イランはホルムズ海峡を封鎖すると警告した。シャファク・ニュースが伝えた。
ホルムズ海峡は日量2000万バレルの石油が通過する要所。世界全体の石油需要は日
量で約1億バレル。米国はイランと核開発協議を続ける反面、イラン制裁を強化してい
る。
【海外原油夜間取引=売り優勢】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.23ドル安の61.74ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは61.22〜62.44ドル。
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