●論点解説原油、イラン核合意の早期実現期待は後退=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 イラン情勢に対する注目度が高くなっている。トランプ米大統領はイランとの核協議
について、「合意に近づいている」と楽観的な発言を行っていた。しかし、その後はト
ランプ大統領が合意案をイランに対して提示したとする一方、イランは合意案を受け取
っていないとするなど、情報が錯綜している。トランプ大統領は早期に合意しなければ
「悪いことが起きる」と警告しているが、イランは「レベルが低い」と反発している。
一気に核合意が成立するとの期待感は後退する一方、協議そのものの決裂には至ってい
ない。
 イラン核協議の焦点は、イランが核兵器開発を放棄する用意があるとしているため、
民生用核開発をどうするかになる。イランは民生用核開発の放棄は拒否しているが、米
政府や議会ではこの点についてまだ意見が割れている模様だ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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