NYプラチナ市況=反発、金堅調や株高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)   990.2     1007.0       987.1      1005.9    + 15.7
         (25/10)   999.5    1015.8       997.0      1014.9    + 15.0
 パラジウム  (25/ 6)   965.50     983.50      959.50      981.80   + 22.20
         (25/ 9)   973.00     989.50      968.00      988.70   + 20.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          30,634         21,061        76,303       (+    876)
 パラジウム          5,138          5,478        20,567       (-    154)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,792.07  + 137.33
     前日  145.62/64   1.1164/66   ・ナスダック         19,215.46  +   4.36
     本日  144.86/88   1.1238/40   ・10年米国債利回り      4.46  +   0.03
・NY原油  (25/ 6)   62.69 + 0.20  ・SPDR保有金残高    918.73  -  13.19
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比はプラチナが14.3〜15.7ドル
高、中心限月の7月限が15.7ドル高、パラジウムは20.20〜22.40ドル
高、中心限月の6月限は22.20ドル高。
 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、買い一巡後は
上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引で
は、戻りを売られたが、株高を受けて押し目を買われた。
 パラジウム6月限は他の貴金属の堅調や株高を受けて買い優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を987.1〜998.8ドルのレンジで推移し、前
日比8.0ドル高の998.8ドルとなった。7月限は変わらずで寄り付いたのち、金
堅調につれ高となったが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安
を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、戻りを売られたが、株高を受けて押し目を買われた。序盤の高値を突
破すると、テクニカル要因の買いが入って1007.0ドルまで上昇した。
 格付け会社ムーディーズによる米国債の格付け引き下げを受けてドル安に振れた。た
だ日中取引では、米国売りの動きが一巡し、株高に振れると、プラチナに押し目買いが
入った。
 パラジウム6月限は、時間外取引を965.50〜974.50ドルのレンジで推移
し、前日比9.40ドル高の969.00ドルとなった。6月限は高寄りしたのち、他
の貴金属の堅調を受けて買い優勢となったが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時
間に入ると、ドル安が支援要因となったが、上値は限られた。
 日中取引では、戻りを売られ、959.50ドルまで下落した。その後は、株高を受
けて押し目を買われると、時間外取引の高値を突破し、983.50ドルまで上昇し
た。
 16日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの41万0500
オンス、パラジウムは変わらずの5万6020オンス。
今日の材料
・欧州連合(EU)欧州委員会は、米国との貿易戦争に起因する不確実性を理由に
2025年と26年の成長予測を下方修正した。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、米関税引き上げによってインフレが加
速することが懸念され、米連邦準備理事会(FRB)の年内の利下げは0.25%幅の
1回にとどまる可能性があると指摘した。
・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は、投資家が米国資産の投資方法を見直してい
るとの見方を認めつつ、米国から大規模な資金流出は見られないとの認識を示した。
・米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、格付け会社ムーディーズに
よる米国債の格付け引き下げについて、金融政策を決定する際の他のデータと同様に扱
うとの認識を示した。
・トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が、電話会談を行った。トランプ氏はソ
ーシャルメディアへの投稿で、電話会談は非常にうまくいったとし、ロシアとウクライ
ナは停戦に向けた交渉を直ちに開始すると述べた。
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