株価指数先物【昼】 寄り付きを安値にショートカバーを誘う形

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比310円高の3万7700円(+0.82%)前後で推移。寄り付きは3万7660円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7605円)を上回り、買い先行で始まった。寄り付きを安値にショートカバーを誘う形となり、中盤にかけて3万7940円まで上げ幅を広げた。ただし、3万8000円接近では利食いに伴うロング解消の動きも入りやすく、買い一巡後は寄り付き水準まで上げ幅を縮め、終盤にかけては3万7700円を挟んだ狭いレンジ内での推移となった。

 米格付け会社ムーディーズ・レーティングスによる米国債格下げの影響が限定的だったとして、ショートカバーの動きが先行した。200日移動平均線(3万7530円)やボリンジャーバンドの+1σ(3万7540円)を上回っての推移により、押し目待ち狙いのロングも入りやすいところだろう。週足では52週線(3万7860円)をキープできなかったが、26週線(3万7650円)が支持線として意識されるようだと、ロングの動きが強まりそうである。

 NT倍率は先物中心限月で13.72倍に上昇。一時13.74倍まで上昇する場面もあったが、前日の下げに対するリバランスの動きにとどまっており、下向きで推移する75日線(13.77倍)が抵抗線として意識されやすいところだろう。

株探ニュース

このニュースの著者

Kabutan

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。