大阪6月限 日経225先物 37530 +140 (+0.37%) TOPIX先物 2737.5 +5.0 (+0.18%) 日経225先物(6月限)は前日比140円高の3万7530円で取引を終了。寄り付きは3万7660円とシカゴ日経平均先物清算値(3万7605円)を上回り、買い先行で始まった。その後の強い値動きがショートカバーを誘う形となり、前場中盤にかけて3万7940円まで上げ幅を広げた。ただし、3万8000円接近では利食いに伴うロング解消の動きも入りやすく、前場終盤にかけては3万7700円を挟んだ狭いレンジ内での推移となった。 ランチタイムで寄り付きの水準を割り込み、後場終盤には持ち高調整に伴うロング解消が優勢となり、3万7470円まで上げ幅を縮めた。ただ、200日移動平均線やボリンジャーバンドの+1σが位置する3万7530円を下回る局面では、押し目狙いのロングが意識された。 米格付け会社ムーディーズ・レーティングスによる米国債格下げの影響が限定的だったとして、ショートカバーが先行した。200日線や+1σを上回って始まったが、早い段階でショートカバーが一巡すると、その後は膠着感が強まり、ロング解消に向かわせた形だった。 もっとも、終盤にかけて弱含みとはなったものの、概ね200日線や+1σ水準では底堅さがみられた。支持線としてこれらが意識されるなか、G7財務相・中央銀行総裁会議に合わせて行われる日米の為替協議の結果待ちといった動きであろう。為替市場で朝方は1ドル=145円半ばとやや円安に振れる場面もあったが、その後は144円台前半での推移だったことも手掛けづらくさせたようだ。 赤沢亮正経済再生担当相は23日に訪米し、24日にも3回目の日米関税協議を行う方針で調整していると報じられている。ポジションを傾けにくい状況であり、引き続き200日線や+1σを支持線とした押し目狙いのロング対応に向かわせそうである。+1σ水準で底堅さがみられるようだと、+2σ(3万9060円)とのレンジが意識されやすいだろう。 NT倍率は先物中心限月で13.70倍に上昇。一時13.74倍まで上昇する場面もあったが、前日の下げに対するリバランスにとどまっており、+1σ(13.73倍)のほか、下向きで推移する75日線(13.77倍)が抵抗線として意識された。一方で、25日線(13.64倍)が支持線となる可能性はありそうだ。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4695枚、ソシエテジェネラル証券が1万0723枚、サスケハナ・ホンコンが3467枚、JPモルガン証券が2527枚、モルガンMUFG証券が1548枚、日産証券が1470枚、バークレイズ証券が1291枚、野村証券が1031枚、SBI証券が903枚、BNPパリバ証券が852枚だった。 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万7349枚、ソシエテジェネラル証券が1万4500枚、JPモルガン証券が5914枚、バークレイズ証券が3494枚、モルガンMUFG証券が2665枚、ビーオブエー証券が2306枚、シティグループ証券が2184枚、ゴールドマン証券が1948枚、サスケハナ・ホンコンが1501枚、野村証券が745枚だった。 株探ニュース
有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。