LME市況=アルミは買い戻しで反発、銅・ニッケルは米株安で売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,469.81  +   18.39     2,471.50  +   21.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,522.66  -   16.36     9,519.50  -    4.00
    ニッケル      15,313.74  -   46.29    15,518.00  -   44.00
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 アルミ3カ月物は反発。今月14日以降、軟調に推移しているが、この日は買い戻す
動きが優勢となった。2438ドルで続落で取引を開始した後は2440ドルを抵抗線
として意識する動きが続いた。欧州の時間帯を迎えるとドル安や欧州株高が手掛かりと
なって2450ドル台に急浮上。2460ドル台に達すると売りが見られたが2455
ドルを割り込んだところで切り返して一段高となり2484ドルの高値に到達。高値を
離れた後も2470ドルを支持線に堅調に取引を終えた。
 銅3カ月物は小反落。9517ドルで小安く取引を開始した後は下値を探る動きとな
り、アジア時間の終盤に9445ドルまで値を落とした。ドル売りの動きや欧州株の堅
調な値動きを受けて欧州の時間帯にかけて切り返し9500ドル台を回復。米国の時間
帯にさらに値位置を切り上げて9572ドルと今月16日以来の高値に達したところで
米株安が重石となったことで転売が先行し、引けにかけて値位置を落とし、わずかなが
らマイナスサイドに転じて引けた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5510ドルと続落して取引を開始した後も転売を受
けて値を落として1万5375ドルの安値を記録。欧州株高とドル安、貴金属高が強気
材料視されて欧州の時間帯に急浮上し1万5605ドルまで値を切り上げたが、買い一
巡感が強まってマイナスサイドに転じた。その後も引けにかけて値位置を落とし、軟調
で取引を終了。
今日の材料
・20日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国大陸市場で上海総合指数は小幅続伸、12.90ポイント高の3380.48
 ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。英FTは決算が堅調だった銘柄を中心に買い注文が広がった。
 独DAXは公益株の上昇が目立った。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=144円に接近するまで下落。安値を離れ、144.40円台
 でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1285ドルで
 頭打ちになり、前日の高値1.1288ドルが抵抗線になったが、しっかり。
・米国株は下落。ニューヨークダウは114.83ドル安。ナスダック指数は72.75ポイント
 安(0.38%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は米国売りから大幅高。ニューヨーク原油は期近が小幅安。
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