NY金・銀市況=続伸、米国売りが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 6)  3233.0     3297.7      3207.4      3284.6     + 51.1
          (25/ 8)  3260.7     3325.5      3235.3      3312.6     + 51.2
   銀     (25/ 7)  3250.0     3330.0      3223.5      3317.4     + 66.7
         (25/ 9)  3278.0     3360.0      3256.0      3347.8     + 67.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           251,191       214,727       443,157        (+    384)
  銀           52,165        36,371       137,665        (+    483)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,677.24  - 114.83
     前日  144.86/88   1.1238/40   ・ナスダック         19,142.71  -  72.75
     本日  144.49/51   1.1285/87   ・10年米国債利回り      4.48  +   0.02
・NY原油  (25/ 6)   62.56 - 0.13  ・SPDR保有金残高    921.03  +   2.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が49.9〜51.4ドル高、中心限月の6
月限が51.1ドル高、銀が65.3〜67.0セント高、中心限月の7月限は
66.7セント高。
 金6月限は続伸。時間外取引では、米国売り一服を受けて軟調となったのち、ムーデ
ィーズの米金融大手3社の格下げでを受けて押し目を買われたが、戻りは売られた。欧
州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米国売り再開を受けて安全資産と
して買われた。
 銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金6月限は続伸。時間外取引では3207.4〜3244.2ドルのレ
ンジで推移、前日比10.2ドル高の3243.7ドルとなった。6月限は、安寄りし
たのち、米国売り一服を受けて軟調となったのち、ムーディーズの米金融大手3社の格
下げでを受けて押し目を買われたが、戻りは売られた。欧州時間に入ると、押し目を買
われた。
 日中取引では、米国売り再開を受けて安全資産として買われた。序盤の高値を突破す
ると、テクニカル要因の買いが入って3297.7ドルまで上昇した。
 格付け会社ムーディーズは米国債に続き、米金融大手3社の格付けを引き下げた。米
国債の格付けはS&Pとフィッチが既に引き下げており、影響は限定的とみられたが、
欧州時間から米国売りが再開し、金は安全資産として買われた。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3223.5〜3274.5セントのレンジ
で推移し、前日比19.3セント高の3270.0セントとなった。7月限は安寄りし
たのち、ドル安一服や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安を
受けて押し目を買われた。
 日中取引では、米国売り再開や金堅調を受けて買い優勢となった。序盤の高値を突破
すると、テクニカル要因の買いが入って3330.0セントまで上昇した。
 5月19日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比16万9468オンス増の
3898万4927オンス、銀は42万0952オンス減の5億0106万9088オ
ンス。

今日の材料
・オーストラリア準備銀行は、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を
4.10%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ、2年ぶりの低水準となる
3.85%とした。市場も利下げを予想していた。
・欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ユーロ圏ではディスインフレが
順調に進んでいるが、世界的な貿易戦争といった新たな課題で今後、物価が上昇する可
能性があるため、金融緩和を停止すべきだと述べた。
・3月のユーロ圏の経常黒字は509億ユーロで、前月の406億ユーロから拡大し
た。輸出が増加した。米国企業が関税発動を控えて発注を増やした可能性がある。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのエスクリバ・スペイン中銀総裁は、米国の
関税政策に起因する地政学的・貿易上の緊張が世界の金融システムの安定と経済成長へ
のリスクになるとの見方を示した。
・5月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス15.2と、前月の改定値
(マイナス16.6)から1.4ポイント改善した。市場予想はマイナス16.0。
・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、米中貿易摩擦の緩和後も米国の労働市場
は弱まり、物価は上昇する可能性が高いとの見方を示した。
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