−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,284.6 +51.1 シカゴ大豆 2025/ 7 1,053.00 +2.25 NY銀 2025/ 7 3,317.4 +66.7 シカゴコーン 2025/ 7 454.50 +7.00 NYプラ 2025/ 7 1,055.4 +49.5 NY原油 2025/ 7 62.03 -0.11 NYパラ 2025/ 6 1,024.10 +42.30 ドル・円 144.44 -0.41 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は144.40円台で終了 NY為替市場、終盤にかけてドル売りが優勢となる中、ドル円は上値の重い展開が続 き、144円台半ばでの推移。東京時間の早朝には一時145.50円付近まで上昇す る場面が見られたが、145円台に入ると戻り待ちの売り注文が観測されたもよう。 現地時間の20日からカナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催され、その際に 加藤財務相とベッセント米財務長官とで日米協議の開催で調整とのニュースも流れてい る。トランプ政権は「ドル高は国益」の従来のスタンスを表向きは変えていないが、水 面下では相手国に対して自国通貨高の是正を求めているとの憶測も出ている状況。 ただ、先週の米格下げやドル離れに市場の注目があたっている中、米国側は表向き 「ドル高は国益」のスタンスは変えられない。一方、日本側としては物価対策の面から ある程度の円高であれば許容可能といったところであろう。 そのような中でオプション市場では、ファンド勢や機関投資家中心に、ドル円の下落 を想定した取引が増えており、ドル円の上値は重いようだ。 ◎NY貴金属=続伸、米国売りが支援 ニューヨーク金、銀は続伸。 金6月限は続伸。時間外取引では、米国売り一服を受けて軟調となったのち、ムーデ ィーズの米金融大手3社の格下げでを受けて押し目を買われたが、戻りは売られた。欧 州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米国売り再開を受けて安全資産と して買われた。 銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、買い戻し主導で上昇したが、金軟調に上値 を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金堅調 を受けて買い優勢となった。 パラジウム6月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=アルミは買い戻しで反発、銅・ニッケルは米株安で売り優勢 アルミ3カ月物は反発。今月14日以降、軟調に推移しているが、この日は買い戻す 動きが優勢となった。2438ドルで続落で取引を開始した後は2440ドルを抵抗線 として意識する動きが続いた。欧州の時間帯を迎えるとドル安や欧州株高が手掛かりと なって2450ドル台に急浮上。2460ドル台に達すると売りが見られたが2455 ドルを割り込んだところで切り返して一段高となり2484ドルの高値に到達。高値を 離れた後も2470ドルを支持線に堅調に取引を終えた。 銅3カ月物は小反落。9517ドルで小安く取引を開始した後は下値を探る動きとな り、アジア時間の終盤に9445ドルまで値を落とした。ドル売りの動きや欧州株の堅 調な値動きを受けて欧州の時間帯にかけて切り返し9500ドル台を回復。米国の時間 帯にさらに値位置を切り上げて9572ドルと今月16日以来の高値に達したところで 米株安が重石となったことで転売が先行し、引けにかけて値位置を落とし、わずかなが らマイナスサイドに転じて引けた。 ◎NY原油=期近が小幅安、決め手材料難のなか比較的小幅な値動き ニューヨーク原油は期近が小幅安。 決め手となる材料に欠けるなか、イランの核開発を巡る米国とイランの交渉やロシア とウクライナの停戦交渉に不透明感が強まることで地政学的リスクが意識される一方、 19日に発表された4月の中国の鉱工業生産が鈍化していたことで、世界最大の原油輸 入国である同国の石油需要に対する懸念が上値抑制要因となった。 改質ガソリン、ヒーティングオイルは反発。原油に比べて基調が強くなり、期近のク ラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が拡大した。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続伸、米国と南米の天候不安や小麦の大幅高などで 大豆は軒並み小幅続伸。 主要産地である南米の降雨とこれに伴う作付遅れや作柄の低下の可能性が意識され た。また、米産地の低温が発芽したばかりの大豆に与える影響や、コーン・小麦の堅調 な足取りも押し上げ要因となった。 コーンは揃って続伸。 米産地での作柄引き下げを受けてシカゴ小麦が大幅高となったことが買い支援要因と なった。また、米産地での降霜などの低温や降雨による農作業のペース鈍化観測に加 え、米国の好調な輸出も前日に続いて買い支援材料となった。7月限はこの日の上昇で 終値ベースでは5月6日以来の450セント台を記録した。 MINKABU PRESS
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