石油午前=堅調、一段高後に上げ幅を縮小も地合いは緩まず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。20日の海外原油は期近が小幅安で引けたが、期中以降が小
じっかりと推移から、夜間取引は買い優勢。日中取引はイスラエルがイランの核施設攻
撃を計画という報道があり、地政学的リスクからニューヨーク原油時間外取引が大幅高
で推移を受け、指標の期中10月限は5万7370円まで一段高となった。序盤から円
高警戒、ニューヨーク原油時間外取引の上げ幅縮小に歩調を合わせ、上げ幅を縮小の動
きとなった。ただ地合いは緩まず、800〜900円程度の上昇で推移する限月が目立
つ。
 円相場は一時1ドル=144円の節目を試すまで上昇。時間外取引でニューヨーク原
油は堅調。序盤で期近7月限は64.19ドルまで急伸。戻り売りで高値から離れた
が、63ドル水準で推移。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は堅調。5万6950円まで上げ幅を縮
小後、5万7200円まで再上昇。
 午前11時22分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
760〜940円高。
 午前11時22分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が719枚。
【APIの原油在庫の増加よりイスラエルのイラン核施設攻撃を計画を強材料】
 米石油協会(API)が発表した週間米原油在庫は前週比249万9000バレル
増。市場予想は前週比185万バレル減に反して増加。弱材料だが、市場はイスラエル
がイランの核施設攻撃を計画報道を強気材料として解釈。具体的な需給引き締まりにつ
ながるかは不透明だが、60ドル台維持で買い材料を探す動きに素直に反応した。
【海外原油夜間取引=上昇】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比1.05ドル高の63.08ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは62.20〜64.19ドル。
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