LME市況=アルミは米株安とドル安に挟まれ変わらず、銅・ニッケルは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,465.37  -    4.44     2,471.50       0.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,547.51  +   24.85     9,533.50  +   14.00
    ニッケル      15,400.85  +   87.11    15,602.00  +   84.00
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 アルミ3カ月物は変わらず。2481.50ドルで小高く寄り付いた。上海株高を受
けて浮上し2490ドル後半まで値を伸ばし2497.50ドルの高値を記録した。欧
州時間を迎えると4月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率加速を受けインフレ懸念
が再燃するなか欧州株安となったことを受けて軟化し2480ドルを割り込んだ。米株
安を受けて、2464ドルの安値まで値を落とした後、ドル安を材料に買い戻された
が、戻りは限られ前日終値と同値で取引を終えた。
 銅3カ月物は小反発。9568.5ドルで高寄りで取引を開始後、アジア時間はアジ
ア株の小高い値動きに支えられた。9550ドルを支持線とし9597ドルまで値を伸
ばす動きを見せた。欧州時間には4月の英消費者物価指数(CPI)を受けて英国のイ
ンフレ懸念が強まるなか軟化し、9554ドルを抵抗線とする低迷に転じた。米国の時
間帯も米利回り上昇が嫌気されるなか、米株が軟調となったことが重石となって値を落
とした。9487ドルの安値を付けた後はドル安が手掛かりとなって買い戻され、プラ
スサイドで引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5535ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間は、
1万5550ドルで取引を開始。アジア時間に1万5460ドルまで値を落とした後、
欧州の時間帯にかけて1万5690ドルの高値まで浮上。高値を離れた後は再び1万
5500ドル台での高下となった後に1万5455ドルまで値を落としたが、引けにか
けて買い戻されプラスサイドを回復して終了。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、7.09ポイント高の3387.57ポイント。
・4月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.5%の上昇。24年1月以来、1年3
 カ月ぶりの高い伸び率。
・欧州株はまちまち。英FTはヘルスケア株などが買われる一方、4月の英消費者物価
 指数の上昇率加速や、企業決算内容を嫌気した売りが出て小幅高にとどまった。独
 DAXはテクノロジー株が堅調。
・ドルは下落。ドル円は一時1ドル=143円台前半まで下落。ユーロドルは今月7日以来
 の高値となる1ユーロ=1.1362ドルまで上昇。
・ニューヨーク貴金属はドル安、地政学的リスクで続伸。ニューヨーク原油は小幅安。
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