経済統計解説=米新規失業保険申請件数の4週間移動平均の上振れ続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米新規失業保険申請件数の4週間移動平均は23万1500件まで増加した。昨年
10月以来の高水準となっている。長期的にみればコロナショック後の低水準を維持し
ているものの、年初からの上振れは不穏。物価の高止まりや高水準の金利負担が企業を
圧迫し、雇用環境が悪化している可能性がある。
 5月の米購買担当者景気指数(PMI)・速報値は総合で52.1まで上昇した。ト
ランプ米政権の関税政策による景気悪化が警戒されているが、企業景況感の悪化は続か
ず。ただ、ドル離れの動きは米利回り上昇を通じて米企業の重しとなることから、本指
数の楽観的な推移は想定しにくい。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。