●短期見通し穀物、産地降雨の上昇は一時的=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、天候相場に突入しているが、作付け作業が順調に進んでいることが
上値を圧迫する見通し。今週は産地降雨が安値修正を促しているが、一時的な動きに留
まろう。洪水被害の発生といった動きがみられなければ、自立反発的な動きに留まる見
通し。新規売買材料が乏しい状況だが、このまま450セント割れ定着が進むと、チャ
ート主導の売り圧力も強まりやすい。
 大豆は、米中関係の改善期待で反発していたが、上値の重さを再確認しつつある。関
税引き下げ合意でも、実際に中国が米国産大豆の大量調達に踏み切る可能性は低いとみ
られる。90日の関税引き下げ中に、合意形成が進むのかも不透明感が強い。今週は産
地降雨による安値修正の動きもみられるが、干ばつとは異なり降雨要因で大きく上昇す
るのは難しい。安値修正を消化しつつ、改めて1000セント台前半を打診する見通
し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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